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- 2011年03月27日 05:45
これだけ報道されても、原発事故に不安を感じる人が多い理由
連日、福島第一原発の事故のニュースが大きく取り上げられています。空気中の放射性物質の問題から、農作物の汚染に広がり、ついには飲料水、そして海洋汚染まで広がってしまいました。
しかし、テレビ、新聞での大量の報道と解説を聞いていても、不安が解消しない人がほとんどだと思います。それには2つの理由があると思います。
1つは、健康被害に関する報道がわかりにくく、納得できる説明になっていないからです。
テレビの視聴者が知りたいことは、今回の事故で自分の健康にどのような影響があるのかです。
シーベルトという単位はすっかり有名になりましたが、それが何を意味するのかをわかっている人はほとんどいません。さらに、ベクレルとかグレイといった単位まで出てきて、すっかりわからなくなっています。
それらの数値を小出しにして、「当面の健康には影響ない」と言われても、納得できる人は少ないのです。むしろ本当にそれは安全なのか、と疑心暗鬼に陥ってしまう人の方が多いでしょう。
私は、東京の大気中の数値として、このデータを定期的にチェックしています。0.12という数字がどういうレベルかはわかりませんが、通常の3倍程度であれば、現時点では気にする必要は無いと判断しています。
放射線物質による健康被害は、白か黒かというように綺麗に線引きできないものです。WHOや原子力関係の様々な機関が安全基準のようなものを出していますが、その数字を超えたから急に健康被害が出るわけではありません。たばこを何本以上吸ったら、ガンになるかはわからないけど、たくさん吸った方がリスクが高まる、というのと同じです。
もう1つの不安の理由は、これからどうなるのか今後の展開が不確実で、誰の言うことが正しいか判断できないことです。しかし、これに関しては専門家の人であっても今後の展開はわからないというのが正直なところではないでしょうか。
メディアで、それぞれの専門家が登場しそれぞれの考えを述べていますが、金融で言えばエコノミストが株価の予想をしているのと同じイメージです。つまり、ほとんどの予想は当たりません。今回の原発事故では、現状でも不確定な要素が多く、正確な状況が現場でも把握できていません。限られた情報で、これからこうなる、と断言するのは、むしろ無責任に聞こえます。
また、金融の世界でもポジショントークというのがあります。自分の立場に都合の良い方にバイアスがかかってしまうのは、割り引いて考える必要があります。原発推進の立場の人であれば楽観的、反対派であれば悲観的になりがちなコメントをしているのではないかという疑惑もあります。
原発事故がこれからどうなる、どう対応すべきかという話ばかりして、健康被害については、「当面は安心です」「現状レベルであれば心配はありません」といったコメントばかり。これでは不安は収まりません。
事故にどう対応するかを、バラバラに予想されて聞かされるよりも、断片的に報道されている測定データをまとめて欲しいと思います。どのような推移になっていて、それが過去の原発事故や専門機関のガイドラインからみて、どういう状態なのか。数値を使った冷静な分析が聞きたいです。
天気予報でも、気象予報士に「明日は晴れですから安心してください」と楽観的に言われるより、降水確率を教えてもらった方が安心できます。放射性物質についても同じ、と思っているのは、私だけでしょうか?
しかし、テレビ、新聞での大量の報道と解説を聞いていても、不安が解消しない人がほとんどだと思います。それには2つの理由があると思います。
1つは、健康被害に関する報道がわかりにくく、納得できる説明になっていないからです。
テレビの視聴者が知りたいことは、今回の事故で自分の健康にどのような影響があるのかです。
シーベルトという単位はすっかり有名になりましたが、それが何を意味するのかをわかっている人はほとんどいません。さらに、ベクレルとかグレイといった単位まで出てきて、すっかりわからなくなっています。
それらの数値を小出しにして、「当面の健康には影響ない」と言われても、納得できる人は少ないのです。むしろ本当にそれは安全なのか、と疑心暗鬼に陥ってしまう人の方が多いでしょう。
私は、東京の大気中の数値として、このデータを定期的にチェックしています。0.12という数字がどういうレベルかはわかりませんが、通常の3倍程度であれば、現時点では気にする必要は無いと判断しています。
放射線物質による健康被害は、白か黒かというように綺麗に線引きできないものです。WHOや原子力関係の様々な機関が安全基準のようなものを出していますが、その数字を超えたから急に健康被害が出るわけではありません。たばこを何本以上吸ったら、ガンになるかはわからないけど、たくさん吸った方がリスクが高まる、というのと同じです。
もう1つの不安の理由は、これからどうなるのか今後の展開が不確実で、誰の言うことが正しいか判断できないことです。しかし、これに関しては専門家の人であっても今後の展開はわからないというのが正直なところではないでしょうか。
メディアで、それぞれの専門家が登場しそれぞれの考えを述べていますが、金融で言えばエコノミストが株価の予想をしているのと同じイメージです。つまり、ほとんどの予想は当たりません。今回の原発事故では、現状でも不確定な要素が多く、正確な状況が現場でも把握できていません。限られた情報で、これからこうなる、と断言するのは、むしろ無責任に聞こえます。
また、金融の世界でもポジショントークというのがあります。自分の立場に都合の良い方にバイアスがかかってしまうのは、割り引いて考える必要があります。原発推進の立場の人であれば楽観的、反対派であれば悲観的になりがちなコメントをしているのではないかという疑惑もあります。
原発事故がこれからどうなる、どう対応すべきかという話ばかりして、健康被害については、「当面は安心です」「現状レベルであれば心配はありません」といったコメントばかり。これでは不安は収まりません。
事故にどう対応するかを、バラバラに予想されて聞かされるよりも、断片的に報道されている測定データをまとめて欲しいと思います。どのような推移になっていて、それが過去の原発事故や専門機関のガイドラインからみて、どういう状態なのか。数値を使った冷静な分析が聞きたいです。
天気予報でも、気象予報士に「明日は晴れですから安心してください」と楽観的に言われるより、降水確率を教えてもらった方が安心できます。放射性物質についても同じ、と思っているのは、私だけでしょうか?



