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短パンにTシャツで出勤? 今年の夏どうなるか、今から考えておいた方が良い

被災地で救援活動されている方や、原発の消化活動を命がけでやっている方は、今なお一刻を争う状況で必死の活動をしています。献身的な活動に対して、国から国民栄誉賞を授与すべき、と本気で思います。

その一方で、震災から10日目に入り、震災被害への対応は、少しずつ次のフェーズに入っているように見えます。

今回の震災からの復興は長期戦です。時間と共に震災の記憶が薄れていき、義援金や様々なサポートが途切れてしまうことの無いように、工夫をしなければなりません。

現在盛り上がっている被災者へのサポートも時と共に変わっていく可能性もあります。そうならないためには、思いつきで行動するのではなく、例えば、寄付をするなら毎年定期的に、献血をするなら足りない時に協力する、といったことを心がけるべきです。

そして、長期的な課題というと、やはり日本経済全体の復興をどのように成し遂げるのかです。その際に、最大のネックになるのは、経済の中心である首都圏の電力の確保です。現状、計画停電は節電意識の高まりや、交通機関の運行本数減少などで何とかしのげていますが、夏は冷房という問題があります。

節電すると言っても、夏には冷房という大問題があります。全員が冷房無しで生活することは現実的に不可能です。このままお願いベースで節電や計画停電させるような方法だけではしのげないと思います。

とすると、この夏どうするのか?について今から考えておく必要があります。

例えば、何人かの方が提案している電力料金の引き上げによる需給調整。理屈どおりに行くくのか疑問もありますが、計画停電による地域全体の混乱を続けるより、価格メカニズムによる配分を行う方がベターなのかもしれません。長期的には他の代替エネルギーへのシフトを促進する効果もあります。

あるいは、ピーク電力を平準化するための価格設定もあると思います。夏の電力消費のピークは猛暑日の午後ですから、このような需要のピーク時には電力料金を高くする(もちろん、電力が必須で経済的に余裕の無い方には個別に対応する)。これによって、電気を使わない人や時間をシフトさせるインセンティブが生まれます。

個人の生活では、真夏の東京のビジネスパーソンは短パンにTシャツが標準スタイルになると予想します。スーツを着ている人は、電力不足を助長する存在として糾弾されるかもしれません。オフィスファッションも変わってしまいます。

オフィスの冷房温度がクールビズの時以上に節電で引きあげられ、真夏はオフィスをクローズする会社も出てくるでしょう。時差出勤も増えて、夕方から仕事という人も出てくる可能性があります。

高校野球の中継なども冷房で電力消費を引きあげますから、夏の甲子園は秋に延期でしょうか。

原子力発電による電力の確保はこれからますます難しくなるとすれば、火力発電や水力発電で電力を賄うことになりますが、完全に補完はできません。

少し先のことですが、何が起こって、自分は何をしなければならないのか、今から考えてみるのは決して無駄にはならないと思います。

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