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城繁幸氏が過激なのは、個人がメディア化する時の宿命

吊られた男さんのこのエントリーに大いに共感しました。オピニオンリーダーと呼ばれる人たちの発言が過激になっていく。これは城氏に限らないことです。

自分の発言を世の中に広げるためには、たくさんの人に注目してもらわなければなりません。「日本のサラリーマンは不幸だ」と書くよりも「日本のサラリーマンは終身刑を受けた囚人と同じだ」と書いた方が、多くの人の注目を集めるのなら、そう書いてしまうのは理解できます。

これは、大きな影響力を持つオピニオンリーダーだけではなく、私を含めブログを書いている個人にも示唆するものがあると思いました。

個人ブロガーも最近はそれなりのアクセスを集め、注目されることが多くなってきています。私もBlogos Financeというポータルに紹介されるようになって、タイトルの付け方や書く内容が微妙に変化してきました。

一言で言うと「どうしたらより多くの人に読んでもらえるか」を意識するようになったのです。このShinoby's Worldは1996年に始めた頃は、読者を想定せず完全に自分の備忘録のように好き勝手に書いていたのですが、それがアクセス数が増えたり、書籍を書いたりしているうちに徐々に読者を意識するようになっていきました。Blogos Financeがその傾向にさらに拍車をかけています。

例えば、最近のエントリーでは、

「日本では年収が多くても幸せとは限らない」というタイトルより「なぜ、日本では年収1500万円以上の"富裕層"でも貧しいのか?」

「アメリカの住宅事情は日本より良い」というタイトルより「アメリカの年収300万円の人が、日本の年収1500万円の人より豊かなのはナゼ?」

というように、よりキャッチーなタイトルを考えるようになりました。内容も、その時に多くの人が興味を持っているテーマの方がアクセスが増えます。

城氏が過激になっていくのは彼が特殊なのでなく、多かれ少なかれ情報を発信する立場にある人には宿命とも言えることなのです。彼がもしもっと穏健で表現力の弱い人であったなら、あれだけ注目されることもなく、世の中に意見を伝えることもできなかったはずです。

メディアにはこのように”大げさバイアス”が常にかかりがちです。過激な表現ならまだしも、事実を歪曲したりすることが無いように、気をつけなければいけない。吊られた男さんのエントリーを読んで、そう思いました。

※ちなみに私も城繁幸氏も勝間和代氏も大好きです。

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