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アメリカで感じた、頭の良い”完璧主義者”が投資で失敗する理由

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フロリダに来ています。例年になく寒いらしく、皮ジャンを着て日中も過ごしていますが、アメリカ経済は思ったより温かいようです。1つの場所に数日いただけで決めつけるのは危険ですが、少なくともNaplesという街を歩いていると、ヨーロッパの高級車が並び、レストランは満席、街にも活気があって、日本で言われていたイメージとは随分違います。

日本ではケースシラー指数などで、アメリカの不動産市況はまだ下げ止まっていないと報道されています。確かにまだ底打ちしていない地域もあるのでしょうが、現地の不動産業者の話を聞くと、既に価格は底打ち。昨年の後半がボトムだったのではないか、という意見でした。不動産業者の話なので割り引いて聞いておく必要がありますが、事実海外の投資家からの需要が高く物件はかなり売れているようです。

(写真はそんな物件の1つ、以前は20万ドル以上した物件らしいですが、現状は7万ドル(約600万円)です)

不動産に限らず投資判断にはロジカルな分析が必要ですが、全ての懸念が完全に解決された時というのは投資タイミングとしては遅すぎます。

完璧主義者の人が投資で失敗するのは、問題が解決するまで投資タイミングを待ってしまい、結果的にタイミングが遅れてしまうからです。すべての問題が解決したということは、もうそれが価格に織り込まれて値上がりしていることになるからです。

早ければ良いという訳でもないので、この辺の感覚はプロでも悩ましいと思うのですが、ポイントは市場のコンセンサスと自分の見方のギャップにあります。

例え、問題がある投資だとしても、それ以上に市場が悲観しているのなら、思っている以上に安く買うことができます。バリュー型の投資では、このように絶対的な比較ではなく、相対的なバランスを考えないとうまくいきません。

そのような視点を持つためには、やはり複数のデータから真実にできるだけ近づくことと、完璧主義を捨てることだと思います。

アメリカは失業率もなかなか下がらないし、不動産も下落基調、ドルもなかなか上がらない…などといっているうちにもしかしたら変化がもう始まっている可能性があります。サブプライムから始まった金融危機からまだ2年半。変化に機敏に対応するアメリカ経済の柔軟性はまだまだ侮れません。

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