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若者をスポイルする「日本というシステム」

フロリダに来ています。気候は温暖。街を歩く人たちは、みんな何だか楽しそうです。カロリー過多な人の比率が高いのが気になりますが、東京のせせこましい暮らしが、何だかどうでも良くなってしまうようなのんびりとしたエリア。アメリカ人が老後はフロリダで、と考える人がいるのもうなづけます。

しかし、日本から一歩出た海外というのは、何かと面倒なことが多いのも事実です。基本は、とにかく自己責任が原則です。飛行機の時間に乗り遅れると、何度もコールして待ってはくれません。時間になると、そのまま出発。航空会社のグランドホステスがダッシュして、探しまわり名前を連呼したりしてはくれません。

レストランも日本式の「適当に」とか「おまかせで」は通用しません。高級店は別でしょうが、例えばハンバーグを注文すると「付け合わせのポテトは、マッシュ?フライド?ベイクド?・・・(後は聞き取れませんでした 笑)」と細かにこちらが指示しなければなりません。

さらに、これらを英語でやらなければいけないのもストレスです。言葉の問題もありますが、それ以上に日本だと何となく相手がわかってくれる細かいニュワンスを言語化しないと通じない。

日本にいれば、日本語で通じて、細かいところはかゆい所に手が届くようにやってくれて、飛行機の搭乗時間から電車の乗り降りの際の細かい注意まで、注意してくれる。

こんな、過保護な環境にいると、海外に行くのが面倒になって、日本で良いや、と思ってしまうのも無理は無いと思います。

しかし、それだけ国内にいる方が気楽で気持ち良く過ごせるようになると、日本から外に出なくなってしまい、若者がスポイルされているのではないか?そんな、気がするのですが考えすぎでしょうか?

もちろん、海外で活躍する日本人も増えていますから、全員がそうだとは言いませんが、以前に比べて海外志向の若者は全体では減っているのだと思います。

私が20代の頃は、まだ海外の情報も日本に少なく、インターネットもありませんでした。だから、学生は競って海外旅行に行って、現地の情報に刺激を受けて帰ってきたのです。しかし、今は海外の情報も簡単に日本でリアルタイムに手に入ります。敢えて海外に行くインセンティブが無いのも現実です。

そして、もう1つ、海外で不便に思うことはウォシュレットが無いことです。清潔好きな日本人には耐えられないことなのかもしれません。私もつい気になりますが、海外ではほとんど普及していません。

日本は何だか、温室のような快適で居心地の良い場所になってしまい、そんな緩い環境にいるうちに、他の環境では適応できない虚弱体質になってしまう。

若者をスポイルする「日本というシステム」はこのままで良いのでしょうか?

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