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本を作るとき、楽しいのは企画を考えること、でももっと楽しいのは?

6年前に最初の本を書かせていただいてから、ずっといつも本を書いています。出版社の方から次々とお話をいただけるのは、本当にありがたいことなのですが、本の制作には様々な段階があります。

まず、企画です。多くの場合は編集者の方からメールで依頼があるのですが、こちらから自分の好きな出版社や編集者の方に持ち込むこともあります。この段階では明確に本のテーマが決まっていないことも多々あります。

例えば「お金に関するわかりやすい本を」とか「投資に関する新しい切り口の本を」といった漠然とした依頼です。そこで、編集者の方にお会いして、具体化していくことになります。今までの本の2番煎じのような本は作りたくないので、オリジナリティのある企画案がまとまらなければ、そこから先には話は進まなくなります。実際、企画のお話を何回かさせていただいたのですが、そのまま立ち消えになってしまうことも多いのです。

最近は取り敢えず何となく書き始める、という執筆スタイルを完全にやめました。効率が悪く結局早く始めても終わりが見えない泥沼になる可能性があるからです。それよりも企画をしっかり作り、章立てや各節の見出しを決めてしまい、目次が完成するくらいのレベルまで構成を考えてから中身を作っていく方が、統一感のある読みやすい本にできます。

そんなわけで、書く時間よりむしろこの構成にかける時間を長くしているのですが、この作業はなかなか楽しいものです。書きたいことが無ければ苦痛になってしまうのですが、自分の伝えたいことをどうやったら一番効果的に伝えることができるのかを、相談しながら考えていると時間を忘れます。

実際に原稿を作成するときは2つの方法があります。自分で書く方法と、自分で話していく方法です。後者は、作成した構成にしたがって、順番に話していく内容を録音してもらい、それを活字にしてもらってから修正していくという方法です。

この方法が良いところは、文章の流れが自然で、口語調を残しながら作成するとカジュアルで読みやすい文章になるということです。修正といっても、ほとんど書き換えになってしまうこともあるのですが、自分で書くことに比べると制作スピードも速く、新書系の本はこの方法を使うようになってきました。

この本文を作るというのは辛いものです。段々と自分の作品の全体像が見えてくるからです。こんな内容で良いのだろうか?この部分はわかりにくいのでは?といった不安が高まり、段々自信を失っていったりします。また締切に追われることも多くなり、日程もプレッシャーになってきます。

校了と言って本の制作作業が完全終了すると、何だかすっきりします。後はもう本がどう評価されるのか、自分ではどうにもならない、と達観できるからです。

書店に本が並んだ後は編集者の方とのやり取りは少なくなりますが、例外は増刷がかかったときです。本の売れ行きが良いから、追加で印刷するという連絡が来た時、これが著者にとってもっともうれしい瞬間です。今までの苦労が報われた、と感じるからです。

今年も前半だけで3冊出版する予定です。何回あのうれしい瞬間が味わえるのかはわかりませんが、新刊が出たらブログでいち早くお知らせいたします。お読みいただければ幸いです。

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