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中国が2019年に世界一の経済大国になるとしたら、今から何をしておくべきか?

The Economistはクリスマス合併号ですが、面白いシミュレーションサイトが紹介されていました。中国経済がアメリカ経済をいつ追い抜いて、世界一の経済大国になるかを計算できるサイトです。

それぞれの国の実質経済成長率、インフレ率、それに人民元が何%くらい切り上げられるかを入力すると2つの国のドルベースのGDPがどのように推移するかがグラフ化できます。数字を変えると結果が変わっていきます。

米中のこれからの経済が比較できるサイト

標準ケースでは中国の経済成長が7.75%、インフレが4%、アメリカがそれぞれ、2.5%と1.5%、そして人民元の切り上げが3%と想定していますが、この場合、2019年に中国が世界最大の経済大国になるという計算になります。これがThe Economist誌の現時点のシナリオのようです。

記事によれば、BRICsという言葉を作ったゴールドマンサックスは、その時(2003年)に中国がアメリカを超えるのは2041年と予想していたそうですが、今では2027年に修正しているそうです。またスタンダードチャータードは2020年と予想しています。

もし、中国のGDPがアメリカを上回ったとしても、一人当たりのGDPや購買力平価といった要素を加味しなければ、国民の経済的豊かさは単純に比較できません。人口が4倍ということは、GDPが4倍になって初めて、一人当たりのGDPが同じになるということだからです。また、購買力平価で計算すると2012年に中国はアメリカを抜くという予測もあります。

国の経済力を比較するのは、簡単ではないのです。しかし、いずれにしても中国の経済力が他の先進国を大きく上回るスピードで上昇していくのは、長期的に見ればほぼ確実なことと考えて良いでしょう。

中国の懸念は、一人っ子政策の影響による、労働人口の急激な減少です。現状の年8%程度の成長が、どこまで継続可能なのかは、今後注意して見ておく必要があります。

このような成長予測を見て、日本人が考えなければいけないことは、自分の資産をどこに置いておくのが一番安心なのか、ということです。

ドルなのか、人民元なのか、それとも通貨ではなく金なのか?

ほとんどの日本人は自分のお金をまず円で受け取って、そのままにしています。しかし、もし、自分の給料を好きな通貨でもらえるとしたら、どういう比率でもらうか?私なら、当然給料の一部は人民元でもらうようにすると思います。

そう考えてみると、人民元に資産の一部をどうやったら置いておくことができるのかを真面目に考えないといけない、と思うようになりました。外貨投資の重要性は、今までずっと説いてきましたが、外貨投資=先進国通貨への投資、というだけでは、自分の資産が守れない可能性が出てきた。そんなことを考えさせられた、記事でした。

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