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勝間さんから香山さん?行動経済学会が考える幸福の経済学とは?

<業務連絡>

来年の1月〜3月のセミナー・イベントの予定をこちらにまとめてあります。お申込みお待ちしています。

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来年夏に東京で行動経済学会のフォーラムを開催する計画があり、実行委員長である、信州大学の真壁昭夫教授のお手伝いをすることになりました。このフォーラムは、2年前、勝間和代さんの基調講演で開催されています。

行動経済学は、従来の経済学が前提とした合理的な人間ではなく、感情的に行動することもある不合理な人間を想定して、経済学的な分析を行おうとするものです。心理学との関係も深い分野といえます。

例えば、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン氏のプロスペクト理論(人間は利益を確定し、損失を確定したがらない傾向がある)は、人間が合理的に行動できないことをクリアに示す、行動経済学の典型的な理論です。

さて、来年のフォーラムに登壇していただくのは、どなたが良いでしょうか?

行動経済学で最近注目されるテーマとして、幸福の経済学というのがあります。従来の経済学が、財というものを想定し、それを保有・消費することによって得られる効用というものを評価の尺度としてきた訳ですが、財と効用の関係を単純に捉えることができないということがわかってきました。

簡単に言えば、お金が増えても必ずしも幸せにならない、ということです。経済成長によって物質的に豊かになるだけでは、人間の満足度や幸福は得られない。経済的発展以外に何があれば、幸せを感じることができるのか?そんな、従来の経済学の範疇を超えた、思考をはじめなければならない時期にきているのです。

経済学ではなく、別の分野で、幸福を考えるというテーマにふさわしい、登壇者は誰が良いのでしょうか?経済学に、外部から刺激を与えてくれるような存在です。

真壁さんと話していて、思いついたのが、精神科医で立教大学でも教鞭を取っている香山リカさんです。成長一辺倒の社会のあり方に疑問を呈し、「しがみつかない生き方」(私もブログで紹介させていただきました)というベストセラーも書いている方です。当時、勝間・香山論争として話題になりました。

2年前に勝間さん、そして今回もし香山さんとなれば、それぞれの時代のアイコン的存在の方が、行動経済学会のフォーラムに登場することになります。

他にも様々な候補者のお名前が出てきているのですが、幸福を考え、経済学的なアプローチに刺激を与えてくれる、ユニークな視点を持った方は、なかなか思いつきません。

このブログをお読みの方で、良いアイディアがあれば、ツイッター、ブログコメントを通じて、是非教えていただければありがたいです(登壇者は、まだ正式には誰も決まっていません)。

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