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利上げと為替と株価の微妙な関係

 それにしても、本日のマーケットは凄い値動きです。

 下げたと思ったら、一転上げに転じたのです。そこまで米国市場の真似をしなくても…と思うほどです。

 但し、中国株の方は、下げ止まりはしたように見えるものの、前日比では4%強も低い水準にあるのです。

 では、何故日本の株は値を戻しているのか?

 どう思います?

 一部には、GPIFの買いが入っているのではないかなんて噂されているのですが…でも、GPIFは限度の25%に近づいているなんてことも言われていたので、買い余力があるのかと疑問に思ってしまうのです。

 では、他には何か理由がないかと言えば…

 円高の流れが、ここにきて再び円安の方向に変わってきたことがあるかもしれません。逆に言うと、前日まで円高が進んだことで株安が一層加速したので、その揺れ戻しが起きた、と。

 そもそも何故円高ドル安の方に一時向かったかと言えば、今回の中国株の暴落で9月に実施されるであろうと噂されていた米国のゼロ金利の解除が先送りになるのではないかとの観測を誘ったからなのですよね。

 米国がゼロ金利政策を続けるのであれば、ドル安円高圧力をかける、と。

 では、その反対に本日円安に戻っていると言うことは…ゼロ金利政策の解除は噂通り9月に実施されるであろうという見方が再び増えているということなのでしょうか?

 理屈から言えば、そのような論理になる筈なのですが…

 但し、各国の市場関係者がどのように思っているかと言えば…世界同時株安が起きているなかでゼロ金利政策の解除などできないであろうという見方も成り立つ反面、米国経済の回復基調に大きな変化はないと見れば、やはりここはゼロ金利政策は解除されるであろうという見方も成り立つのです。

 なにより、ゼロ金利政策を解除することによって、米国経済のファンダメンタルズは決して悪くはないというシグナルを送ることにもなるからです。

 現実問題として、日本の個人投資家などは、どのような考え方をする人が多いのでしょうね?

 ゼロ金利政策の解除、つまり利上げを予定どおりすべきと考えるのか、それとも先送りを望むのか?

 利上げをすると米国の株価の下げを通して我が国の株価にも下押し圧力をかけそうな気がする反面、利上げを先送りすると円高圧力をかけることによって、これまた我が国の株価にマイナスの影響を与えるかもしれない、と。

 いずれにしても、問題は、中国の株価と日本を含む他の主要国の株価が今後も連動するかどうかの問題であると思うのです。

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