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ギリシャ首相辞職、総選挙で政権基盤強化狙う

[アテネ 20日 ロイター] - ギリシャのチプラス首相は20日辞職した。人気を追い風に総選挙を行い、新たな支援プログラムへの支持を獲得、政権基盤を固める意向だ。

首相は辞表をパブロプロス大統領に提出、総選挙を可能な限り早期に行うよう求めた。当局者は、9月20日の実施を目指す考えを示した。

首相は1月の当選時、緊縮策や経済改革の強化を止める公約を掲げていた。ただ、国内の金融システムが崩壊寸前に陥り、ユーロ圏残留も危ぶまれる中、債権団の要求受け入れを余儀なくされた経緯がある。

首相は国民向けに「正直に言おう。1月の選挙前に想定していた合意を果たせなかった」と説明。「これまで私がやってきたすべて、成功や失敗について、皆さんの判断を仰ぐ倫理的、政治的責任を痛感している」と語った。

ただ、総選挙が行われれば、支援に伴う痛みがあらわれる前に、有権者が自身に寄せる人気を追い風にすることも可能とみられている。

新しい支援合意をめぐって、首相率いる急進左派連合(SYRIZA)の議員らが造反、実質的に過半数を失っていた。

首相辞職を受け、最大野党、新民主主義党(ND)のメイマラキス党首は、他政党党首らと連絡を取り、組閣を試みる考えを示した。

憲法には、前回投票から1年未満の期間に選挙を行う場合の特別規定が存在する。大統領がまず、主要野党に組閣を行う機会を3日間ずつ与える見込みだ。

NDにも組閣の機会が与えられる見通しだ。ただ、期間が限られ、組閣は困難とみられている。

一方、チプラス氏は債権団に屈さない姿勢や、野党勢力の乱れを背景に、支持者の人気を集めており、政権を握るとの見方が優勢だ。

*内容を追加して再送します。

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