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リアル艦これってどうよ?

 先日も、東洋経済オンラインなどで陸自の衛生が全くダメ、というお話を書きました。

 軍事に興味がある人でもあまり衛生まで興味を持たないことが多いようです。実際に戦闘が起これば死人、けが人がでるのは当たり前の話です。ですが、いわゆる軍オタにはそれが受け入れらない人が少なく無いように思えます。

 ゲームと実戦の区別が付かないのでしょうが、そのような人たちがいわゆる「平和主義者」を「お花畑」と呼ぶのは噴飯物です。目くそ鼻くそを嘲笑うです。

 自分たちもお仲間だという意識がない。自分たちは知識がって、リアルな世界の裏の裏まで知っているという変な自信と妄想に支配されております。お花畑よりもたちが悪いといえるでしょう。 ウィキペディアとか2ちゃんねるとかで情報を漁って自分は一端の軍事通だ思っているから喜劇的です。
 ゲームやライトノベルあたりの話と、現実の区別がつかないのはリテラシー以前の問題です。フィクションと現実の区別が付かないのは幼児的です。

実際の戦争は悲惨です。
 
 たまにはリアルなフィクションも必要かも知れません。以前ぼくはPCゲームの現代大戦略で自衛隊に避難民に救助をさせるようなシナリオを書きましたが、例えば「艦隊これくしょん」あたりのゲームやマンガで、リアルな負傷シーンを挿入するなんてどうでしょうか?
 被弾すれば擬人化したフネのおねいちゃんたちの鼻から下の口の周りが吹き飛ぶとか、おっぱいとが吹き飛んだり、眼球がドロっと落ちたり、手脚がもげたり、腸がはみ出たり、半身がやけどでケロイド状になったり、半身が銃創でミンチ状になったりなどの「リアルな被害」を描写してはいかがでしょうか。

 ゲームはゲームであり、それを楽しむことが悪いとは申しません。小説にしても映画にしてもそれは同じことです。ですが、フィクションとおなじ感覚で現実世界を語るのは極めてアレであります。

 フランス書院文庫とかAVとかを教科書にしてリアルワールドのおねいちゃんを口説こうとするようなものです。そんなことをしたら即、猥褻とか強姦でお縄であります。
 それがわからない人たちが軍事通を気取って、現実世界の軍事を語るのは極めて危険です。

 防衛予算に上限があるという「現実」も理解できないのも同根の病です。
 過度に高価な新兵器を調達すれば、兵站や装備の維持費などに必要な予算が削られます。そのようなことが理解できない。だからピカピカの新型戦車を入れないと国が滅ぶとか信じたりしちゃうわけです。
 まあ、この手の人達には何を言っても無駄でしょう。何しろ自分が一番賢いと信じきっておりますから。
 

 東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

自衛隊は、やはり「隊員の命」を軽視している
戦闘を想定した準備はできていない<上>
http://toyokeizai.net/articles/-/78310

現行の救急キットでは多くの自衛隊員が死ぬ
戦闘を想定した準備はできていない<下>
http://toyokeizai.net/articles/-/78336

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