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「自衛隊の中枢が先走りしている」北澤筆頭理事

参院安保特別委員会の北澤俊美筆頭理事、同日質疑に立った大塚耕平、小西洋之両議員らが11日夕、国会内で記者会見し、同日の審議の内容について報告した。

北澤筆頭理事は冒頭、「防衛省の統合幕僚監部の資料が出て、大臣は知らなかったと述べた。大臣の目の届かないところで自衛隊の中枢である統幕が、国会の日程まで含めて先走りをしている。大臣の知らない所で動いていた。私も大臣経験者であるが、信じがたいことだ。大臣も責任を取ってもらわなければならないのではないか」と述べた。

統幕資料の問題とは、今日の委員会質疑の中で共産党の議員が追及したもの。防衛省統幕の内部資料に、今国会で審議されている安保関連法案が成立することを前提に、部隊運用等の日程が明記されているもの。委員会は防衛相の釈明をめぐって中断し、委員長の判断でそのまま散開した。

福山哲郎理事は、「法案自体の問題は山のように出て来ている。そのことについては審議の中で質して行くが、こういう資料が出て来て、大臣が事実関係を認めたうえで誰がどこで、だれの責任で扱っていたのか、この論点だけに集中して議論することもありうる。今日はより大きな問題が出て来たということだ」と説明した。

委員会質疑のポイントとして大塚議員は、(1)非核3原則を核兵器を運搬しない根拠として政府は説明しているが、そもそも非核3原則と運搬の話は関係がない(2)防衛省規格目録によると、弾薬と定義されたものの中に自衛隊が持っていない弾道ミサイルや巡航ミサイルが載っている。運搬できるものについては確認できるはずだ(3)防衛白書の英語版について2013年版と14年版で英訳の内容が変わっている――等について指摘した。

小西議員は、「なぜ安保法案が違憲なのかという核心の論点を質疑した。憲法9条を解釈するにあたっては、憲法前文に書かれている平和主義の論理の拘束を受けるはずだ」と述べ、「平和主義について論議せずに、政府案はまとめられている。重要な違憲論点だ」と述べた。

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