記事

焦点:英中銀利上げ支持者の数に注目、初の議事要旨同時公表

[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は、6日まで開催する金融政策委員会(MPC)で、政策金利を0.5%に据え置く見通し。ただし、9人の政策委員のうち少なくとも2人が、利上げを支持すると見られている。

金融政策委員会では委員の見解が割れることは珍しくないが、利上げ派が予想よりも多くなれば、ポンド相場が一段と押し上げられ、かえって利上げしにくくなるというジレンマに陥る。インフレ率がなおゼロに近いなか、カーニー総裁は利上げを急がない姿勢を示している。

英中銀は今回初めて、政策決定の内容と議事要旨を同時に発表する。さらに経済予測も発表する予定で、市場では「スーパーサーズデー」と呼ばれる。発表時間は1100GMT(日本時間午後8時)。

ロイターが実施した調査によると、48人のエコノミスト全員が、英中銀は今回、政策金利を0.5%に据え置く、と予想している。

また委員のうち2─3人が利上げに票を投じると予想。英国では賃金上昇が加速し始めており、ギリシャ危機も落ち着いたことが理由だ。

MPCの元委員であるチャールズ・グッドハート氏は4日、経済政策関連のフォーラムでスピーチした際に「木曜日にはすべてが一緒に公表される。関係者はさぞかし大変な思いをすることだろう」と述べた。

<まず注目すべきは利上げ支持の委員数>

投資家が最初に注目するのは、利上げ支持者の数と、利上げ派が今後増加する可能性を示す兆候が示されるのかどうか、という点。

さらに、輸入物価押し下げにつながる最近のポンド相場上昇を受けて、2年後のインフレ予想が引き下げられるのかどうかもポイントだ。

もう一つの焦点は、最近の賃金上昇が生産性の伸び拡大によって相殺されているのかどうか。英中銀がもし、生産性が力強く伸びているとの認識を示した場合、賃金上昇によりインフレが押し上げられる可能性は低いと受け止められ、早期利上げ予想が後退する要因になるだろう。

カーニー総裁は1145GMT(同午後8時45分)に会見する。

トピックス

ランキング

  1. 1

    橋下氏 任命拒否の教授らに苦言

    橋下徹

  2. 2

    田原氏 野党は安易な反対やめよ

    たかまつなな

  3. 3

    コロナ巡るデマ報道を医師が指摘

    名月論

  4. 4

    iPhone12かProか...売り場で苦悩

    常見陽平

  5. 5

    コロナ禍も国内工場は異常な強さ

    PRESIDENT Online

  6. 6

    学術会議に深入りしない河野大臣

    早川忠孝

  7. 7

    感染リスク高い5つの場面に注意

    赤池 まさあき

  8. 8

    数字を捏造 都構想反対派の欺瞞

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  9. 9

    トランプ氏 逆転攻撃はほぼ不発

    WEDGE Infinity

  10. 10

    学生転落 巻き添えの女性が死亡

    ABEMA TIMES

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。