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新教目「公共」

文科省が発表した次期学習指導要領の改定骨格案によると、高校の公民で新科目「公共」を必修化するとのこと。さて、この「公共」では何を教えるのでしょう?

自民党の先の総選挙の公約の中に、この「公共」という新科目の設置は記載されていますが、設置すると書かれているだけで、その内容については不明です。もっとも、さらに古い2010年の政策集(参議院選挙向け)によれば、「道徳教育や市民教育、消費者教育等の推進を図るため、新科目『公共』を設置します。中学・高校でボランティア活動やインターンシップを必修化し、公共心や社会性を涵養します。」となっており、道徳教育、市民教育が中心とのこと。

これをさらに文科省の資料で見ると、検討素案として、「国家・社会の形成者として必要な選択・判断の基準を形成し、それを使って主体的な選択・判断を行い、他者と協働しながら様々な課題を解決していくために必要な力」を涵養することを目的としています。何だか返って難しくなってしまいましたが、18歳以上に選挙権が付与されることを踏まえ、積極的に社会に参加する意識を持ち、自ら判断して行動できる人間になることが求められているようです。

果たしてそうした教育を新たに施す余裕が学校の現場にあるのか?という疑問が幾つか指摘されているようですが、私は概ねこうした科目によって社会に関心を持つようになることは良いことだと思います。

このような教育が本当にうまく機能すれば、モラルの高い学生が増え、規範意識と権利意識をしっかりと持って社会に参加し、行動して行く人が増えるでしょう。権利意識が増すことによって、一昨日のブログのように、ますますサイレントからノイジーな存在になるでしょうが、それも当然の帰結です。

一方で、権利意識と同時に規範意識をきちんと持てば、たとえ主張はしてもヘイトスピーチなどの脅迫まがいの過激な言動はしないでしょう。

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