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自衛隊が核兵器を輸送することができる 安保法案の大きな問題点が表面化

 参院安保特別委員会の北澤俊美筆頭理事、同日質疑に立った白眞勲、藤末健三両議員らが5日夕、国会内で記者会見し、同日の審議の内容について報告した。

 北澤筆頭理事は、「兵器の輸送について追及していたところ、核兵器の輸送をするつもりはないと答弁していたが、その一方で法律上は排除していない。それを追及してみるとあろうことか、70年前に広島に原爆が投下されたその前日に、自衛隊は核兵器を輸送することができると中谷防衛大臣が答弁をした。これは大変なことだと認識している」と感想を述べた。

 次回の委員会日程については、「定例日は11、12日だが、礒崎総理補佐官の委員会出席の件で与野党の折り合いが付いていない。引き続き与野党の筆頭理事間で協議を行う」と述べた。

 白議員は、自衛隊が核兵器を輸送できることについて、「法律上は排除しないとは大きな問題だ。防衛大臣は輸送はしないと言っているが、それなら法文に書けばいい」と批判。また、岸田外務大臣がこの件を承知していなかったことを、「法案提出者が中身を理解していない」と指摘した。

 自衛隊員の生命の防御については、「法律上、衛生兵は医師法違反になる可能性がある。また訓練も行き届いていない。装甲された救急車もない」と述べ、「自衛隊を出すことには関心があるが、行った先での救命措置は極めて貧弱だ」と断じた。

 藤末議員は、「この法案では、後方支援として補給、整備ができるということから、核兵器使用で出撃する作戦機などに補給ができるかどうか。また核兵器自体の修理、整備、保管、関連施設の利用、訓練業務などが可能か」を質問すると、中谷大臣はできると答弁したと報告した。

 「日本を攻撃する国に武器・弾薬を供給する国を日本は攻撃できるのか」との質問には、中谷大臣はできないと答弁。「攻撃できないと宣言したことは、わが国の防衛上非常に大きな問題を残した」と述べた。

 武藤貴也衆院議員のツイッター問題についても言及し、国権の最高機関にいる人間がする発言かと批判した。

民主党広報委員会

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