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- 2011年04月19日 14:30
世界に通用する人材をめざそう 〜内田・長友の活躍、そして震災と原発事故に思ふ〜
震災の傷が癒えるにはまだ長い時間が必要だろう。先日、関西の友人と話したが、震災の影響を受けていない関西でもまだ自粛ムードのようなものがあるという。原発に関してはだいぶ安定してきたようには見えるものの、封じ込めというところにいたるまではまだまだ遠い道のりになりそうである。
仕方ないことではあるが、暗いニュースが多い。そして、夏には節電が待っている。停電する場面も出てくるかもしれないから、まだまだ大変な状態がこれからも続くだろう。
ニュースを見ても、ブロゴスなどを見ても震災絡みの話題が満載である。多くの人の興味がそこにいってしまうのは仕方がないことだとは思う。そして、なんとなく何もやる気がしないなと言う人が多いのも事実ではないだろうか?
これからは世界で戦っていかなければいけない時代。そういう議論が震災の前は盛んだったが、震災後は内向きな話題が増えてしまっている。しかし、そうやっている間にも世界は動いている。これもまた事実だろう。
そんな中で先週のチャンピオンズリーグの準々決勝で長友が所属するインテルと内田が所属するシャルケが対戦した。
「ウチダ!」世界最高SB認めた!日本人初欧州4強
内田の評価がここに来てかなり上がってきているらしい。去年の夏にシャルケに移籍した。たしか、その初戦か二戦目をテレビでたまたま見る機会があったのだが、コミュニケーションがイマイチとれてないのかずいぶんと自信のなさそうな動きで、「大丈夫かな〜」と素人ながらに思ったものだ。
けれども、それから半年以上がたち、監督も変わったけれどもレギュラーで出場を続け、いまやかなりの評価を得ている。
昔は日本の選手が海外に移籍することが何かすごいことだった。しかし、いまや海外に移籍することは目標でも何もない。海外で活躍することが目標になっている。
本田が「オレの夢はレアルで10番をつけてプレーすること」と言っているのを聞いたときにそれはさすがに無理だろうと思った。しかし、長友はインテルでレギュラーを獲得しそうだ。家長はスペインのマヨルカで高評価を得ている。レアルに移籍する日本人選手が出てくるのは案外近い将来に起こることかもしれない。
内田あたりは海外のサッカーにあまり興味がなかったらしいけれども、多くの今の若い選手はなにかしら海外を意識してプレーしてきたのだろう。そして、いざ海外に出ても遠慮することなく普通にプレーしているように見える。だから、それが現在の活躍につながっているのかもしれない。
今回の震災と原発事故で思ったこと。
日本は改めて地震大国であることを痛感させられた。子供のころに阪神大震災を多少なりとも体験したけれども、そんな記憶は自分の中ではなくなっていた。どこに住んでいても、家を失い働く場所を失う可能性はある。それが、残念ながら日本の現実だろう。もちろん、地震を含めた天災は世界の多くの国で起こっているから、日本だけの問題ではないということができる。
人生に安定なんて実はない。
そうしたときに、いつでも新しい職場を見つけられるだけの人材でなければいけないと思う。そして、世界経済がどんどん一体化している時代。やはり、日本だけでなく世界で通用していく人材にならないといけないはずだ。そうすれば、何があっても自分と自分の家族は生きていけると言えるだろう。
それから、原発事故に関しては当初は海外のほうがかなり進んでいたように思う。もちろん、あおり気味の報道もあったけれども。やはり、世界に目を向けて海外から発信される情報をいかに獲得していくかということは今後、ますます重要になっていくことは間違いないと確信した。
そう思うときに、海外にどんどん出て行く今の若い日本のサッカー選手の活躍は非常に参考になるし励みになる。若者は日本がどうだとか、大企業に就職したいとか、公務員になれば安定だとかそんなちっぽけなことを考えるんじゃなくて、日本のどこに行っても、世界のどこに行っても俺(私)は生きていくことができる。そういった人間になることを目指すべきだろう。
そして、そういった人材が増えることが日本経済の復活のひとつのキーポイントになるだろう。政府が何かをすることが大切なのではない。サバイバルしていけるだけの能力をできるだけ多くの人が身につけることが大切だ。内向きになっている時間は少なくとも若者にはないはずだ。こんな状況だけど、めげることなくどんどん新しいことにチャレンジすべきだろう。
仕方ないことではあるが、暗いニュースが多い。そして、夏には節電が待っている。停電する場面も出てくるかもしれないから、まだまだ大変な状態がこれからも続くだろう。
ニュースを見ても、ブロゴスなどを見ても震災絡みの話題が満載である。多くの人の興味がそこにいってしまうのは仕方がないことだとは思う。そして、なんとなく何もやる気がしないなと言う人が多いのも事実ではないだろうか?
これからは世界で戦っていかなければいけない時代。そういう議論が震災の前は盛んだったが、震災後は内向きな話題が増えてしまっている。しかし、そうやっている間にも世界は動いている。これもまた事実だろう。
そんな中で先週のチャンピオンズリーグの準々決勝で長友が所属するインテルと内田が所属するシャルケが対戦した。
「ウチダ!」世界最高SB認めた!日本人初欧州4強
内田の評価がここに来てかなり上がってきているらしい。去年の夏にシャルケに移籍した。たしか、その初戦か二戦目をテレビでたまたま見る機会があったのだが、コミュニケーションがイマイチとれてないのかずいぶんと自信のなさそうな動きで、「大丈夫かな〜」と素人ながらに思ったものだ。
けれども、それから半年以上がたち、監督も変わったけれどもレギュラーで出場を続け、いまやかなりの評価を得ている。
昔は日本の選手が海外に移籍することが何かすごいことだった。しかし、いまや海外に移籍することは目標でも何もない。海外で活躍することが目標になっている。
本田が「オレの夢はレアルで10番をつけてプレーすること」と言っているのを聞いたときにそれはさすがに無理だろうと思った。しかし、長友はインテルでレギュラーを獲得しそうだ。家長はスペインのマヨルカで高評価を得ている。レアルに移籍する日本人選手が出てくるのは案外近い将来に起こることかもしれない。
内田あたりは海外のサッカーにあまり興味がなかったらしいけれども、多くの今の若い選手はなにかしら海外を意識してプレーしてきたのだろう。そして、いざ海外に出ても遠慮することなく普通にプレーしているように見える。だから、それが現在の活躍につながっているのかもしれない。
今回の震災と原発事故で思ったこと。
日本は改めて地震大国であることを痛感させられた。子供のころに阪神大震災を多少なりとも体験したけれども、そんな記憶は自分の中ではなくなっていた。どこに住んでいても、家を失い働く場所を失う可能性はある。それが、残念ながら日本の現実だろう。もちろん、地震を含めた天災は世界の多くの国で起こっているから、日本だけの問題ではないということができる。
人生に安定なんて実はない。
そうしたときに、いつでも新しい職場を見つけられるだけの人材でなければいけないと思う。そして、世界経済がどんどん一体化している時代。やはり、日本だけでなく世界で通用していく人材にならないといけないはずだ。そうすれば、何があっても自分と自分の家族は生きていけると言えるだろう。
それから、原発事故に関しては当初は海外のほうがかなり進んでいたように思う。もちろん、あおり気味の報道もあったけれども。やはり、世界に目を向けて海外から発信される情報をいかに獲得していくかということは今後、ますます重要になっていくことは間違いないと確信した。
そう思うときに、海外にどんどん出て行く今の若い日本のサッカー選手の活躍は非常に参考になるし励みになる。若者は日本がどうだとか、大企業に就職したいとか、公務員になれば安定だとかそんなちっぽけなことを考えるんじゃなくて、日本のどこに行っても、世界のどこに行っても俺(私)は生きていくことができる。そういった人間になることを目指すべきだろう。
そして、そういった人材が増えることが日本経済の復活のひとつのキーポイントになるだろう。政府が何かをすることが大切なのではない。サバイバルしていけるだけの能力をできるだけ多くの人が身につけることが大切だ。内向きになっている時間は少なくとも若者にはないはずだ。こんな状況だけど、めげることなくどんどん新しいことにチャレンジすべきだろう。
- wasting time?
- 欧州からアメリカ・日本まで幅広く経済的視点から言及