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スズキ、インド好調で4―6月営業益は最高 6年ぶり最終減益

[東京 3日 ロイター] - スズキ<7269.T>が3日発表した2015年4―6月期の連結営業利益は同期として3年連続で過去最高を更新した。インドでの四輪販売増加が寄与した。ただ、インドの好調で現地子会社の業績拡大に伴う少数株主への利益分の控除がかさみ、最終利益は6年ぶりに減少した。

16年3月期の連結業績見通しは期初予想を据え置いた。

4―6月期の連結営業利益は前年同期比8.3%増の551億円。トムソン・ロイターの調査によると、アナリスト8人の予測平均値は510億円で、実績はこれを上回った。四輪販売拡大などで130億円、為替が対インドルピー、対米ドルで円安に振れたことなどで68億円、それぞれ押し上げた。

売上高は同8.8%増の7728億円、純利益は15.5%減の317億円で、09年4―6月期以来の減益となった。同社が約56%出資するインド子会社マルチ・スズキの業績好調により、約44%を占めるスズキ以外の少数株主への利益流出分が増えたことが最終利益を押し下げた。

会見した長尾正彦取締役は、4―6月期実績は「マルチの増収増益によるところが大半で、逆に言うと、これを除くと厳しい」と振り返った。「インドへの依存度が高い」のが課題で、もう1つの収益の柱としてインドネシア、タイなどで土台作りを進めていくと強調した。

四輪の世界販売実績は同0.5%減の68万8000台。インドは同13%増の30万6000台だった。今通期のインドの販売計画は前期比10%増だが、長尾氏は「マクロ動向をしっかりみるのが大前提」としながらも、「今のところはポジティブな見通しをしておいて良いのでは」と語った。

日本は同17.2%減の15万2000台。うち、軽自動車は16.5%減の13万8000台だった。長尾氏は「足元の受注が伸びているという手ごたえはない」と述べ、今年4月には軽自動車税の増税などもあり、「需要を先食いしてしまったのではないか」と指摘。今後の市場動向は「まだ見通せない」と述べた。

二輪事業は営業赤字だった。景気が減速しているインドネシアなどで販売が減り、4―6月の世界販売は13.3%減の40万8000台となり、通期販売計画を175万6000台(従来は196万2000台)に引き下げた。

一方、フォルクスワーゲン<VOWG_p.DE>との係争については「仲裁判断待ちの状況に変わりない」(長尾氏)という。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:山川薫)

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