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本は安いという事実

本というのは、本当に安いと思う。特に執筆するようになってから、つくづく、そう思う。下らない、どうしようもない本も多いが、そういうのは読まなければいい。

僕は車に乗らないから、車の相場は知らないが、100万円以上するだろう。いい車になったら、1000万円くらいかかるはずだ。しかし、本を100万円分買う人は、少ないはずだ。そもそも、安いから100万円以上使う必要がないはずだ。年間に10万円以上本を買う人は、極少数派ではないだろうか。ちなみに、私は毎月、かなりの金額をつぎ込んでいる。

今回の『人種差別から読み解く大東亜戦争』は、消費税を込めて、670円。近所のラーメン屋さんのラーメン一杯より安い。でも、これを書くために費やした資料代、コピー代、交通費、そして私の労働力・・・これが、700円以下なのかと思うしかない。

「儲かるでしょう」と言う人がいるが、冗談ではない。本は安いうえに売れない時代なのだ。高い車に乗っている人が、3000円程度の本を「高い!」と嘆く。日本だけの傾向ではないのだろうが、知識というものが、随分安く扱われている。

車やグルメにお金はかけるが、本にはお金をかけない人が多すぎる。

日本の将来が心配だ。若者よ、本を読もう!

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