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- 2011年01月05日 08:30
人事部を槍玉にあげる人たち
がアゴラとか読んでいると結構いるようだ。
経営的視点から語っているのか経済/政治的視点から語っているのかの整理ができてないものも多い。
だいたい、人事部をおくかどうかどの程度の権限を与えるかなんていうのは企業の自由だからそれに対して経営的視点から人事部がないほうが企業が発展するというならばまだわかるけれども、経済や政治的視点から人事部をおいてはならない。それが日本停滞の原因だなんていうんだったら市場経済を理解していないおかしな議論だろう。繰り返すがそんなもんは企業の自由なんだから。
実際、最近は多くの会社でそんなにジョブローテーションが行われてないんじゃないかというのも感じる。金融業界なんていうのは専門性や業界内の横の人脈が大切だから日系企業でも基本的にはそこまでジョブローテーションが行われるわけではないというのが僕の実感。もちろん、大企業じゃなくて中小企業だったらそもそもなかなかジョブローテーションなんてやる余裕はないだろう。
それから商社なんかも結構セクションごとで完全に分かれてしまっているというし、ふつうの企業でも経理畑とか人事畑とか海外畑とかある程度自分の基本となるものがある人のほうが多いような気もする。
昔に比べればジョブローテーションっていうのは減っていそうだし、一部の人を除いてそれが適用される人はそもそもそんな多くないんじゃないかなと思う。
一方でイギリスの企業にジョブローテーションがまったくないかというとそうでもない。もちろん、基本はあまりないが、それでも意外とあるという点を知っておくべきだ。
僕もそんなものはそもそもないと思っていたから、自分の社内でもたまに動くのを見て驚いた。(それもあんまり関連性のない部署とかに!もちろん、他の会社でもあるみたいだ。)
特に不況期にはフロントセクションでクビ切られたけど、ミドルオフィスやバックオフィスで再雇用なんてのが結構多い。(これをジョブローテーションといえるかは微妙だけど)
「オレはいろんな仕事を経験できてラッキーだった」なんて話をするおじさんも結構いて意外に思ったこともある。
ま、それはそうと人事部というのは本当に意味がないんだろうか?イギリスなどの場合は人事部の力はかなり弱い。その代りにセクションのヘッドとかが人事に対して強力な権限を持っている。ただし、これはこれで問題を引き起こしている。
そのヘッドに対して基本的に仲良しのやつがくっついて会社を移っていくことが多い。新しい会社に来ると側近政治を行って会社の仕事のやり方を変えてしまったりする。また、権限を持っている人が明確だからゴマスリがほんとに激しい。当然、いろいろ問題やコンフリクトが起こる。またそういった風潮はイギリスの会社に日本の会社以上に肩書き重視の風潮を起こしているようにも見える。
さらに、他の部門の評判をあまり気にする必要がないからセクショナリズムが横行するし。
新入社員なんかは大変だろう。最初に変な上司や気の合わないに当たってしまった場合。いつクビにされるかわからないし再挑戦のチャンスもあんまりないだろうからたまったもんではない。
日本の場合は人事部がそれなりに権限を持っている。だから人物に対してフェアな評価が行われやすい面があると僕は思っている。もちろん、人事部の権限がどの程度なのかは会社によるだろうし、通常は部長や役員クラスも人事異動に対する権限をある程度は持っているだろうから、均衡がとれているのではないだろうか。
人事部があるからポテンシャル採用になるからだめだなんてことを言う人も居る。
イギリスだってどこの国だって新入社員はポテンシャル採用だろう。そんなスキルがある時点で新入社員じゃない。笑。
むしろ、Aの部署でだめだったからBに移そうという再チャレンジができるほうが企業にとってもその社員にとってもいいだろう。
そもそも、高度な知識や専門性がいる部署の新入社員は日系企業でも院卒などに限定して別枠で取ったりするし、そうでなくても当然そういった部署にはそういった人材が配置される。そこまで日本の会社はバカじゃないと思う。
なんとなく人事部が悪なんだという人も多いが、こうして考えると人事部の存在はそれなりの機能を果たしているといえる。
だから、各企業が人事部をおいてそれなりの権限を持たせているわけだ。それに対して人事部があるから日本企業はだめだとか人事部があるから日本経済は停滞しているというような人は現実のビジネスをあまり知らないのかなあと思う。
もちろん、企業は最良の形を求めて変化し続ける。今後どうなる?と聞かれれば、各仕事により専門性が求められてくるだろうからジョブローテーションというのはさらに減ってくるかもしれないという答えもあるだろう。また一方で日本企業はどんどん海外に進出していることを考えれば、現地でマネジメントができる人材を育てる必要性が高くなるだろうから、そういう意味ではむしろジョブローテーションは増えてくるかもしれないということもできるだろう。
ま、そんなことは誰にもわからないわけで、各企業が創意工夫をしていけばいい。それとも人事部規制法案でも成立させる?笑。そんなこと考える人はさすがにいないだろう。
経営的視点から語っているのか経済/政治的視点から語っているのかの整理ができてないものも多い。
だいたい、人事部をおくかどうかどの程度の権限を与えるかなんていうのは企業の自由だからそれに対して経営的視点から人事部がないほうが企業が発展するというならばまだわかるけれども、経済や政治的視点から人事部をおいてはならない。それが日本停滞の原因だなんていうんだったら市場経済を理解していないおかしな議論だろう。繰り返すがそんなもんは企業の自由なんだから。
実際、最近は多くの会社でそんなにジョブローテーションが行われてないんじゃないかというのも感じる。金融業界なんていうのは専門性や業界内の横の人脈が大切だから日系企業でも基本的にはそこまでジョブローテーションが行われるわけではないというのが僕の実感。もちろん、大企業じゃなくて中小企業だったらそもそもなかなかジョブローテーションなんてやる余裕はないだろう。
それから商社なんかも結構セクションごとで完全に分かれてしまっているというし、ふつうの企業でも経理畑とか人事畑とか海外畑とかある程度自分の基本となるものがある人のほうが多いような気もする。
昔に比べればジョブローテーションっていうのは減っていそうだし、一部の人を除いてそれが適用される人はそもそもそんな多くないんじゃないかなと思う。
一方でイギリスの企業にジョブローテーションがまったくないかというとそうでもない。もちろん、基本はあまりないが、それでも意外とあるという点を知っておくべきだ。
僕もそんなものはそもそもないと思っていたから、自分の社内でもたまに動くのを見て驚いた。(それもあんまり関連性のない部署とかに!もちろん、他の会社でもあるみたいだ。)
特に不況期にはフロントセクションでクビ切られたけど、ミドルオフィスやバックオフィスで再雇用なんてのが結構多い。(これをジョブローテーションといえるかは微妙だけど)
「オレはいろんな仕事を経験できてラッキーだった」なんて話をするおじさんも結構いて意外に思ったこともある。
ま、それはそうと人事部というのは本当に意味がないんだろうか?イギリスなどの場合は人事部の力はかなり弱い。その代りにセクションのヘッドとかが人事に対して強力な権限を持っている。ただし、これはこれで問題を引き起こしている。
そのヘッドに対して基本的に仲良しのやつがくっついて会社を移っていくことが多い。新しい会社に来ると側近政治を行って会社の仕事のやり方を変えてしまったりする。また、権限を持っている人が明確だからゴマスリがほんとに激しい。当然、いろいろ問題やコンフリクトが起こる。またそういった風潮はイギリスの会社に日本の会社以上に肩書き重視の風潮を起こしているようにも見える。
さらに、他の部門の評判をあまり気にする必要がないからセクショナリズムが横行するし。
新入社員なんかは大変だろう。最初に変な上司や気の合わないに当たってしまった場合。いつクビにされるかわからないし再挑戦のチャンスもあんまりないだろうからたまったもんではない。
日本の場合は人事部がそれなりに権限を持っている。だから人物に対してフェアな評価が行われやすい面があると僕は思っている。もちろん、人事部の権限がどの程度なのかは会社によるだろうし、通常は部長や役員クラスも人事異動に対する権限をある程度は持っているだろうから、均衡がとれているのではないだろうか。
人事部があるからポテンシャル採用になるからだめだなんてことを言う人も居る。
イギリスだってどこの国だって新入社員はポテンシャル採用だろう。そんなスキルがある時点で新入社員じゃない。笑。
むしろ、Aの部署でだめだったからBに移そうという再チャレンジができるほうが企業にとってもその社員にとってもいいだろう。
そもそも、高度な知識や専門性がいる部署の新入社員は日系企業でも院卒などに限定して別枠で取ったりするし、そうでなくても当然そういった部署にはそういった人材が配置される。そこまで日本の会社はバカじゃないと思う。
なんとなく人事部が悪なんだという人も多いが、こうして考えると人事部の存在はそれなりの機能を果たしているといえる。
だから、各企業が人事部をおいてそれなりの権限を持たせているわけだ。それに対して人事部があるから日本企業はだめだとか人事部があるから日本経済は停滞しているというような人は現実のビジネスをあまり知らないのかなあと思う。
もちろん、企業は最良の形を求めて変化し続ける。今後どうなる?と聞かれれば、各仕事により専門性が求められてくるだろうからジョブローテーションというのはさらに減ってくるかもしれないという答えもあるだろう。また一方で日本企業はどんどん海外に進出していることを考えれば、現地でマネジメントができる人材を育てる必要性が高くなるだろうから、そういう意味ではむしろジョブローテーションは増えてくるかもしれないということもできるだろう。
ま、そんなことは誰にもわからないわけで、各企業が創意工夫をしていけばいい。それとも人事部規制法案でも成立させる?笑。そんなこと考える人はさすがにいないだろう。
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