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キヤノン、アクシス連結で売上計画を上方修正 営業益は据え置き

[東京 27日 ロイター] - キヤノン<7751.T>は27日、2015年12月期の連結業績について、売上高を前年比5.4%増の3兆9300億円(従来予想3兆8600億円)に上方修正したと発表した。

為替の想定を円安方向に見直したほか、連結子会社化した監視カメラ大手アクシス<AXIS.ST>の売上高として700億円を織り込んだ。

キヤノンは、5月までに実施したTOB(株式公開買い付け)などを通じ、アクシス株の84.8%を取得。

15年7月―12月期の想定為替レートは、ドル/円を125円(従来想定120円)、ユーロ/円を135円(同130円)と、それぞれ円安方向に見直した。これにより、通期業績には、売上高で775億円、営業利益で186億円の押し上げ効果が出る。

円安効果と合算すれば1475億円の増収効果となるが、記者会見した田中稔三副社長によると、アジア地域で複写機とインクジェットプリンターのモノクロ機種の販売が計画を下回っており、連結売上高の上方修正幅を700億円に留めたという。

一方で、アクシス買収に伴う無形固定資産の償却費用の発生などを織り込んで、通期の営業利益計画は同4.5%増の3800億円とする従来予想を据え置いた。トムソン・ロイターの調査によると、アナリスト9人の営業利益の予測平均は3792億円で、会社予想を下回っている。

通期の当期純利益予想は前年比3.8%減の2450億円(従来予想は2550億円)に下方修正した。法人税減税による繰延税金資産の見直しのほか、アクシス買収に伴って関係会社の配当の源泉税が増加することが響くという。

デジタルカメラ市場の縮小は続いているが、15年12月期の計画は、レンズ交換式カメラを580万台(前年同期は636万台)、コンパクトカメラを700万台(同903万台)とする目標を据え置いた。

田中副社長は「デジカメの販売は下期後半の回復を見込む」と強調。昨年4―6月期から2ケタ減少が続いていたレンズ交換式カメラは今年4―6月期で1ケタ減へと改善しており「近いうちに底を打つ」と述べた。また、コンパクトカメラについても「ハイエンド機種の台数は増えている」と指摘した。

*内容を追加しました。

(村井令二)

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