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【安保法案】ママたちが渋谷ジャック 「だれの子供も殺させない」

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子育て仲間たちとベビーカーを押して参加した母親。=26日、渋谷ハチ公前 写真:筆者=

 「戦争させない、子供を守る、誰の子供も殺させない」・・・母親たちの叫びが炎天下の渋谷に響いた。「ピースサイン」「NO WAR」などのプラカードが乱舞した。

 日本を代表する繁華街はママたちによりジャックされたのである。

 「安保関連法案に反対するママの会」がきょう、渋谷で集会とデモを開いた。「戦争法案の廃案」を求めるインターネット署名は、今日午前9時現在で1万7千人を超えた。

 署名呼びかけ人の西郷南海子さん(3児の母・京都市在住)によれば「北海道から沖縄、そして海外に住むママたちが今、何かを言わなければならないと思って立ち上がった」。

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「カネも権力もないが、自分の思いと体がある」。呼びかけ人の西郷さんは体を張って法案を阻止する覚悟を語った。=26日、渋谷ハチ公前 写真:筆者=

 SNS上には「きょうは子供が熱を出して行けないけど」「自分の街でデモをやるけども心は一つだよ」などといったメッセージが溢れている、という。

 西郷さんが街宣車の上に立ちマイクを握った―
 
 「命令されて殺されるために子供がいるわけじゃない。利益のために利用されるのはもう終わり・・・(中略)戦前の人たちがやれなかったことをやり廃案にしよう」。

 新潟から駆けつけた母親は4歳の息子を持つ―
「安倍首相は徴兵制はないと言ってるが信用できるか。解釈で9条を変える人です。どこに向かうか恐ろしく感じます」。彼女は声を震わせるようにしてスピーチした。

 会場の渋谷ハチ公前で参加者に聞いた。ある母親は「戦争に関することを聞きたくない、怖くなるからイヤダ、と8歳の息子が脅えている」と顔を曇らせた。

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母親たちは身を焦がすような猛暑をものともせずデモに繰り出した。=26日、宮下公園 写真:筆者=

 元経産官僚の古賀茂明さんの姿もあった。『I am not ABE』のフレーズを人口に膾炙させた功労者だ。

 「お母さんの純粋な気持ちが(社会を)動かしている。普通の政治の波とは違う。潜在的な可能性を秘めている」。古賀さんはママたちに期待を寄せる。

 労働組合、市民団体、学生、学者そして今度は母親が立ち上がったのである。女の怒りが安倍政権にとっては一番やっかいだ。

 ママデモは渋谷の他にも京都、福岡などで行われた。きょうは戦争法案に反対する集会・デモが国会前はじめ全国各地各所で繰り広げられた。

   ◇     ◇

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