記事

寄せられた質問にお答えします

事務所にお寄せ頂いた大量の質問状にお答えします。しかし、不思議なことに、どれもこれも、一字一句同じ質問でしたので、一括してこちらにお返事させていただきます。返信先を明記してくださっている質問状には、事務所から以下のとおり回答させていただきますので、今しばらくお待ちください。

-------------------------
【質問1】安倍首相自らが「国民の理解が進んでいない」としているように、私たちも理解できないでいます。これだけの多くの人々が、反対ないしは慎重審議を求めている中での「強行採決」は、国民主権と民主主義の原則に抵触するものではないでしょうか。どのようにお考えでしょうか。お答え下さい。

【回答】
主権者たる有権者によって選挙で選ばれた国会議員が、国民の代弁者として議会に送り込まれ、議会制民主主義の下に国会審議を行います。民主主義とは一連の手続きのことです。野党が審議拒否するということも一つの手続きであり、委員長が職権で委員会を開くことも、議長が本会議を招集することも民主主義の下の手続きを経ています。

そして、何よりも私たち自民党は、昨年末の選挙で、国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について、平成26年7月1日閣議決定に基づき、いかなる事態に対しても国民の命と平和な暮らしを守り抜くため、平時から切れ目のない対応を可能とする安全保障法制を速やかに整備すると公約をかかげ選挙を戦い、自公で2/3の議席を国民の皆さんによって与えていただきました。

反対ないし慎重意見だけではなく、多くの賛成意見も現実に存在する中で、手続きを経た採決は強行採決ではありませんし、民主主義の原則に接触するというご指摘は全く当たりません。

今後も参議院の審議をとおし、我々衆議院議員も、国民への理解が深まるように議論を尽くして参ります。



【質問2】文化芸術懇話会の中で、一部議員から「マスコミを懲らしめる」との発言がありました。法案審議が進められている中で、気に入らないマスコミに対して「懲らしめる」との発言は、民主主義の根幹である表現自由や報道の自由を侵害するものとして問題ではないかと感じました。この問題はどのようにお考えでしょうか。お答え下さい。

【回答】
表現の自由や報道の自由は守られなければなりません。大原則です。同時に自由は秩序共に存在すべきものです。秩序なき自由は必ずしも認められるものではありません。

その表現や報道が、事実ではない、歪曲されたものであるといった場合、そこに秩序があるかといえば甚だ疑問です。報道の一部には、「報道の自由を隠れ蓑にしたねつ造」と理解出来るものも存在し、すべての報道が秩序ある報道とはいえない実に残念な現実があります。

懲らしめるという表現は適切ではないと理解しますが、秩序なき報道は疑問視されても不自然ではないと思います。



【質問3】私たちの周りには、自衛隊に勤務する自衛官が多数います。この法案が成立し、自衛官が任務に就く場合、本当に生命に対するリスクはあがらないのでしょうか。また、万が一亡くなった場合には、どのような補償が行われるでしょうか。残された家族の生活は保障されるのでしょうか。具体的にお答え下さい。また、自衛官は必ず「職務の宣誓」を行うと聞いていますが、今回の法改正によって「職務の宣誓」の内容はどのように変わるのでしょうか。お答え下さい。

【回答】
自衛の為の限定的な集団的自衛権行使により自衛官のリスクは上がる、一方では、自衛の為の武器使用(自己保存型使用を含む)が可能となることで、リスクが低減する側面もあると思います。よって、一概に差し引きリスクが上がるか否かは、事前に想定することは困難と理解していますが、当然のことながら自衛官には職務上確実にリスクが伴うことは疑いのないことです。私たちの代わりに危険なところに身を置き任務遂行をしてくださるわけです。本当に感謝したいと思います。

そして、補償に関するお問い合わせですが、その補償内容はケースバイケースですので誤解を生じることを懸念し、回答は控えさせていただきます。少なくとも公の為に尽力下さった方々に対する相当の補償制度は確立していると理解しております。また、「職務の宣誓」の内容が変わるという動きには接しておりません。



【質問4】米軍などの同盟軍が攻撃された場合、自衛隊は米軍の防護にあたるとされています。日本が米軍を攻撃する軍隊と敵対することとなると思いますが、2001年9月11日に米国で起こった同時多発テロや各国で繰り返されているイスラム過激組織による自爆テロなどの悲劇が日本国内で起きないでしょうか。お答え下さい。

【回答】
この場合、防護にあたるとされていません。

・我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること
・これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと
・必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと
という「自衛の措置としの武力の行使の新三要件」に該当しないからです。

また、テロ組織は軍隊ではありません。ご質問の意図が分かり兼ねます。仮に、自衛の為の武器使用とテロ行為とに因果関係を結びつけるのではあれば、少々理論に無理があると思います。



【質問5】集団的自衛権が発動され、自衛隊が海外で活動する、または米軍やオーストラリア軍の防護にあたるようになると、防衛費はどのくらい増えるものなのでしょうか。子どもの貧困率がOECD諸国では下から4番目と言うことに象徴されるように国民生活は逼迫していますし、国家財政も極めてきびしいものになっています。この法案によって、防衛費がかさみ増税であるとか社会保障費の減額であるとか、私たちの暮らしに影響はないのでしょうか。お答え下さい。

【回答】
係るケースへの防衛予算が予算は法律に基づいて立てられ執行されますので、現段階では承知しておりません。また、社会保障と安全保障は両輪であると考えます。防衛費の原資として社会保障予算の減額が実行されることなど考えられません。私たち議員もそれを認めませんし、国民が納得しないと思います。

因みに、「国土・国民・主権」という国家を構成する3要素が存在し、国家は成り立ちます。国家が成り立たなければ、その上に生活する国民の生活も存在出来ませんし、社会保障制度そのものも存在しません。これら国家存立の危機に瀕した場合、国民はどのような判断をするのか、大変興味深いところです。




【質問6】私たちの周りには、戦争に行った人、戦争で肉親を失った人、そして自らが本土空襲など戦火の中を逃げ惑った経験を持つ人が暮らしています。そのような人々に多くは、もう2度と悲惨な戦争を経験したくないと語っています。このような人々の思いに自民党・公明党の議員の皆さまは、どのように向き合ってきたのでしょうか。お答え下さい。

【回答】
戦後我が国が、唯一の被爆国として、戦争のない平和な国家を70年間維持してきた事は疑いのない事実です。この間も、世界情勢は刻々と変化するなかで、戦争だけでなく、テロという新しい概念、紛争待機における平和維持活動などに対しても、憲法の範囲内で平和維持に関する多くの貢献をしてきました。今後もその方針に変わりはありません。戦争法案などとレッテルを貼る方々もおられますが、それは法案が求めているものとは全く相反するものである事を説明しながら、抑止力を持って、2度と悲惨な戦争が起きぬよう不断の努力を重ねていく事が肝要だと思います。

あわせて読みたい

「報道の自由」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    日本人はナゼ「貧乏になったこと」に気が付かないのか?

    内藤忍

    06月21日 14:24

  2. 2

    劇場不発?小池百合子知事も「中止」選択は取らず 東京五輪の次なる焦点は観客の有無

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    06月22日 09:58

  3. 3

    リモート営業で絶対に使ってはいけないフレーズとその理由

    シェアーズカフェ・オンライン

    06月22日 08:31

  4. 4

    年上の高齢男性から告白されるということについて

    紙屋高雪

    06月21日 09:11

  5. 5

    「児童手当無し、高校無償化も対象外」高所得者への"子育て罰ゲーム"が少子化を加速

    PRESIDENT Online

    06月22日 09:33

  6. 6

    フェイク情報に騙されない教育とは:高校生の98%がネットで真偽を見誤る/米研究結果より

    ビッグイシュー・オンライン

    06月22日 08:18

  7. 7

    共同通信『慰安婦謝罪像、東京で展示を検討』 とんでもないことで許せぬ

    和田政宗

    06月21日 08:22

  8. 8

    小川彩佳アナと離婚へ ベンチャー夫の呆れた一言「今からなら、遊んでも…」

    文春オンライン

    06月21日 19:30

  9. 9

    【プライムデー】、米国商戦夏の陣!Amazon Freshは地味にセールもエコシステムが拡大?

    後藤文俊

    06月22日 09:13

  10. 10

    ワクチン接種の義務付けをめぐる「公共の福祉」と「個人の自由」日本とアメリカで違い

    中村ゆきつぐ

    06月21日 08:35

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。