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東シナ海、波高し: 止まらぬ中国の資源開発

7月23日(木)、外交部会等合同会議が開催されました。今回の議題は、本日の新聞各紙の1面でも取り上げられている、東シナ海における中国の資源開発についてです。

22日(水)、官房長官の記者会見により、中国の一方的な資源開発の状況が公になりました。現在、中国が東シナ海に設置した海洋プラットフォームは合計16基。いずれも、日中の地理的中間線の中国側海域に点在しています。






「樫」(中国名:天外天)

国民の中でも関心が高まるこの問題。会議でも活発な議論が展開されました。佐藤からも3つの点について確認と指摘をしました。

1点目は、これ以上事態が悪化した場合における今後の外務省の方針についてです。現状、16基ある構造物のうち2基は土台部分のみが設置されています。仮に、これらに上部構造物が追加的に設置された場合や、まったく新しい構造物が建造された場合、外務省としてどのような対応を取るのか、その方針について問いました。外務省からは「適宜、遂次公開」する旨、回答がありました。


2点目は、海洋プラットフォームの軍事利用の可能性と想定されるリスクについてです。既に建設された海洋プラットフォームの中には、「天外天」(日本名:「樫」)や「平湖」(中国名)のようにヘリパットをも備えた大型のものがあります。これらの施設が軍事利用されるとしたら、どのような形態が考えられるのか。そしてその結果どういう影響が出ると考えられるのか問いました。議論の結果見えてきたのは、レーダーや通信施設が設置される可能性です。特にレーダーが設置された場合は、中国が主張する防空識別圏(ADIZ)内を監視する能力が高まることが予想されます。


3つ目は、東シナ海における中国の資源開発に関する「見える化」についてです。今春、連日報道があった、中国による南シナ海における岩礁の埋立て問題。先日、中国は埋立てを終了する旨発表しました。中国の行動を思いとどまらせた一つの契機は、世界的な放送局「CNN」が米海軍の哨戒機に搭乗し、南シナ海における中国の野心的な活動状況を世界に向けて発信したことです。日本も、現在常続的に行われている監視活動は当然のこととして、そこで得られた情報を、如何に適切な形で広く国内外に発信していくのか検討する必要があります。「我々は見ている!」こうした姿勢をもっと明確にすべきです。


東シナ海における中国の資源開発は、日本の「海」と「資源」に直結する問題です。佐藤は日本の国益を守るためにも、この問題に誰よりも関心を払い、活動していきます。

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