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田原総一朗氏「マスコミは東芝に遠慮している」

7月21日、東芝の会計問題で田中久雄社長が会見を開き、自身と佐々木則夫副会長、西田厚聰相談役の歴代3社長が同日付で辞任することを明らかにした。これに先立つ20日に提出された第三者委員会の報告書によれば、社内では「チャレンジ」と呼ばれる過大な目標が与えられていたこと、その達成のために不正な会計処理が行われていたことを指摘。利益追求に走る経営トップの姿勢や、上司の意向に逆らうことのできない企業風土があったとした。今回の問題について、田原総一朗氏に話を聞いた。【大谷広太(編集部)】

田中久雄社長、佐々木則夫副会長、西田厚聰相談役、歴代3社長が辞任した。グループ売上高約6.5兆円、従業員約20万人を擁する日本を代表する企業が、経営陣主導で虚偽体質に染まっていたことが明らかになった。

上意下達の仕組みの中で、下の方は上がしていることは問題だとわかっているにも関わらず、誰も言い出せない体質が、東芝のような企業にも徹底してあったのかと。問題は根深いと思った。

22日付け読売新聞の社説も、

「東芝は社外取締役をいち早く導入するなど、ガバナンス(企業統治)改革の先駆者とみなされてきた。だが、形ばかりで中身が伴っていなかったと言われても仕方があるまい。統治体制の抜本的な見直しが求められる。

 会計監査のプロである監査法人も、利益の水増しを見抜けなかった。経営トップまで関与した隠蔽工作をどう見破るか。難しい課題を残したと言えよう。」

と指摘しているし、毎日新聞も、"管理体制や内部統制以前の「経営の暴走」と言わざるを得ない。"と書いている。

もし株主から訴えられれば、事件になる可能性があるし、粉飾決算だと指摘している人物もいる。僕もこれは一種の粉飾決算なのではないかと思っている。

面白いのは、こんな大事件でありながら、新聞やテレビは「不適切会計」としていて「不正会計」とすら言っていない。やはり東芝はスポンサーとして大きいから、とても慎重な、遠慮した書き方になってしまっているのだろう。現段階では違法行為があったとまでは言えないから、ということかもしれないが、いずれにしても甘いと思う。監督当局、捜査当局にも甘い部分がある。この問題がどう発展していくのか、注目している。(22日夕、談)

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