記事
- 2011年05月21日 21:24
まだら模様になってきたアメリカ
日中欧米の序列(円ベース)は、
1.好調なドイツ経済にけん引され、ユーロ高が指数を持ちあげる欧州
2.QE2のカンフル効果と低いPERでジリジり株価が上昇したUS
3.1年間、ほとんど横バイのハンセン指数(中国)
4.出遅れから持ち直したところを地震&原発事故に直撃された日本
という状態だ
ドルベースの指数は高値圏でもみ合っている
しかし、市場内部は「Sell in May効果」が明確に表れている
スルスル上がっているかつての出遅れヘルスケア・セクターは好調だが、その他はまだら模様になってきた
素材・エネルギー・ITといった世界経済に関連するものは頭打ち感がはっきりしている
夏場は調整するのが通例のITセクターだが・・・
今年のWeb2.0関連銘柄は、年初から銘柄ごとに順番に早めの調整が起こっていた。
早く調整を始めたものは、既に反騰が始まっている。
Salesforceは、トヨタ自動車からの契約をゲットするなど、新契約獲得数が堅調を維持しており、今週発表された決算も非常に良好だった。
アマゾン、シトリックスもOKだ。
Googleは新CEOになってからの決算で実績を示すことが必要な「Show Me Stock」になっている。ペナルティ・ボックスは次の決算発表まで続くだろう。
6月に発表されるChromebookは素晴らしい出来だが、利益に直接貢献するものではない。
しかし、Chrombookの成功は必要かつ重要だ。YouTubeの買収を境に冴えないフェイズに入ってしまったのがGoogleだ。この流れを変えるためは、自社が宣言した商品サービスがキッチリ成功するリズムを示すことが必要だ。さもなくば、投資家はさらに去っていくだろう。
巨大企業がひしめくWeb1.0グループでは、
高値でSkypeを買収したマイクロソフト、ビジネス戦略の転換に苦悩するシスコとHP、彼らの苦しい展開が終わらない
今週の決算への感想だが。。。DellもHPも売上の伸び悩みに直面している。
これは単なる一過性のPCの販売不振ではない。紙と鉛筆、電卓を置き換える魔法の箱(PC・サーバー)がモバイルに完全にオイテケボリを食らい、彼らの商品やサービス業務がコモディティ化の泥沼に捕まったのだ。
ゆえにDellもHPも、コスト削減に邁進するしかなくなった。
コスト削減が完成するまでに出てくる商品は中途半端な設計が多い。設計を根本から見直すのではなく、単純に部本店数やqualityを落とす小手先の手法が採用される。こういう商品やサービスを買うのは危険だ。
Dellはコスト削減に関して、HPより多少先行しているようだが、必要十分の最低レベルのパーツを組み合わせるのがDellの戦略なので、部品メーカーへのしわ寄せが一巡すれば、Dellのマージンを削るか、商品の魅力を下げるしかなくなる。それまでに景気が回復する事を期待する(=他力本願)しかないのが、現在のDellの置かれた状況だろう。
USの銀行もローンが出せなくて困ってきたようだ。
大企業の設備投資意欲が停滞したままだ。
消費者や中小企業向けは昨年まではリスクがあるので敬遠してきたが、2011年になって、大きなスプレッド(=高いマージン)を得られるので、積極的に貸したいという方向に、銀行の態度が変わってきた。
それを受けて、ABCPの残高も持ち直しが始まっている
半面、モメンタムの低下がみられるものもある。
消費者の財布のひもは問題が無い、、という報道もあるが、絶対的な消費意欲レベルに関しては、下の統計が示しているように、不況期のレベルを脱していない
今週はギャップの決算で「先行きの大幅な下方修正」が出てきたが、コスト上昇を商品価格に転嫁できない苦しい状況から抜け出せないのが、アメリカ小売の正直な姿だと思う
フィレデルフィア連銀指数は大幅に低下した。
今後はジグザグになるだろう。それはモメンタムの改善が終わった事を意味している
住宅着工は、超低空飛行が続いている
中古住宅販売も冴えないままだ
1.好調なドイツ経済にけん引され、ユーロ高が指数を持ちあげる欧州
2.QE2のカンフル効果と低いPERでジリジり株価が上昇したUS
3.1年間、ほとんど横バイのハンセン指数(中国)
4.出遅れから持ち直したところを地震&原発事故に直撃された日本
という状態だ
ドルベースの指数は高値圏でもみ合っている
しかし、市場内部は「Sell in May効果」が明確に表れている
スルスル上がっているかつての出遅れヘルスケア・セクターは好調だが、その他はまだら模様になってきた
素材・エネルギー・ITといった世界経済に関連するものは頭打ち感がはっきりしている
夏場は調整するのが通例のITセクターだが・・・
今年のWeb2.0関連銘柄は、年初から銘柄ごとに順番に早めの調整が起こっていた。
早く調整を始めたものは、既に反騰が始まっている。
Salesforceは、トヨタ自動車からの契約をゲットするなど、新契約獲得数が堅調を維持しており、今週発表された決算も非常に良好だった。
アマゾン、シトリックスもOKだ。
Googleは新CEOになってからの決算で実績を示すことが必要な「Show Me Stock」になっている。ペナルティ・ボックスは次の決算発表まで続くだろう。
6月に発表されるChromebookは素晴らしい出来だが、利益に直接貢献するものではない。
しかし、Chrombookの成功は必要かつ重要だ。YouTubeの買収を境に冴えないフェイズに入ってしまったのがGoogleだ。この流れを変えるためは、自社が宣言した商品サービスがキッチリ成功するリズムを示すことが必要だ。さもなくば、投資家はさらに去っていくだろう。
巨大企業がひしめくWeb1.0グループでは、
高値でSkypeを買収したマイクロソフト、ビジネス戦略の転換に苦悩するシスコとHP、彼らの苦しい展開が終わらない
今週の決算への感想だが。。。DellもHPも売上の伸び悩みに直面している。
これは単なる一過性のPCの販売不振ではない。紙と鉛筆、電卓を置き換える魔法の箱(PC・サーバー)がモバイルに完全にオイテケボリを食らい、彼らの商品やサービス業務がコモディティ化の泥沼に捕まったのだ。
ゆえにDellもHPも、コスト削減に邁進するしかなくなった。
コスト削減が完成するまでに出てくる商品は中途半端な設計が多い。設計を根本から見直すのではなく、単純に部本店数やqualityを落とす小手先の手法が採用される。こういう商品やサービスを買うのは危険だ。
Dellはコスト削減に関して、HPより多少先行しているようだが、必要十分の最低レベルのパーツを組み合わせるのがDellの戦略なので、部品メーカーへのしわ寄せが一巡すれば、Dellのマージンを削るか、商品の魅力を下げるしかなくなる。それまでに景気が回復する事を期待する(=他力本願)しかないのが、現在のDellの置かれた状況だろう。
USの銀行もローンが出せなくて困ってきたようだ。
大企業の設備投資意欲が停滞したままだ。
消費者や中小企業向けは昨年まではリスクがあるので敬遠してきたが、2011年になって、大きなスプレッド(=高いマージン)を得られるので、積極的に貸したいという方向に、銀行の態度が変わってきた。
それを受けて、ABCPの残高も持ち直しが始まっている
半面、モメンタムの低下がみられるものもある。
消費者の財布のひもは問題が無い、、という報道もあるが、絶対的な消費意欲レベルに関しては、下の統計が示しているように、不況期のレベルを脱していない
今週はギャップの決算で「先行きの大幅な下方修正」が出てきたが、コスト上昇を商品価格に転嫁できない苦しい状況から抜け出せないのが、アメリカ小売の正直な姿だと思う
フィレデルフィア連銀指数は大幅に低下した。
今後はジグザグになるだろう。それはモメンタムの改善が終わった事を意味している
住宅着工は、超低空飛行が続いている
中古住宅販売も冴えないままだ



