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アフリカ中東の民主化運動

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リビアはこう着状態になってきました。
欧米が反政府側(民主化運動側)に加担して実力行使するのか、湾岸OPEC諸国(独裁政権国家、王族支配国家、世襲強権政治国家)との関係悪化を懸念して、東西リビアに分裂するのを甘受するのか、そんな重要なフェイズになってきたと思います。

ここらでアフリカ中東の民主化運動を一旦まとめておこうと思います。
私は素人同然なので、ネットや新聞雑誌から入手した情報を総合すると、こういう風に解釈するのが妥当なのだろう、、、というレベルにすぎません。

アフリカ中東の民主化運動90年代の東欧民主化運動は全然違うものだと思います。
東欧の場合は、西ドイツという目標、手本、夢があり、こっち(西側自由社会)に着たら、資金援助をするよというEUがありました。

そんな好条件はアフリカ中東にはありません。欧米は「油があるから・・・」という事であって、「民主化で混乱するよりは、独裁でも良いから安定してほしい」が本音だと思います。
原油価格に関しては、当面の需給不安と長期的な動向(ばら撒き恒常化で原油増産も恒常化)が交錯してvolatilityが大きくなるでしょう。

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現在の独裁政権を倒しても、自国経済は民衆を幸福にするほど豊かな状態ではないと露呈するのは時間の問題です。そうなれば、反政府勢力は内紛を始めます。

国民意識という求心力を誰がリーダー・シップを発揮して、困難を乗り越えて行くのでしょう?
ネットで結束した人々はパワフルですが、様々な妥協点を見出す作業も、ネットを通じてやり遂げるのでしょうか?
そうなって欲しいと思いますが、彼らが世界で初めて道を切り開くのです。苦難の道でしょう。
国民意識が高いのか低いのかが、安定への道のりの分水嶺でしょうが、ネットが国民意識を作り上げることができるのでしょうか?

結局、欧米の資金援助、PKO部隊派遣、これらが実現するか否かが重要です。
民主化運動の波及を恐れる湾岸OPEC諸国は、複雑な思いでしょう

また、中国への波及が懸念されていますが、1989年の天安門事件の時代の若者と比べて、2011年はだいぶ雰囲気が違うようです。都市部の失業者や生煮えの知識人を支持する層は少なくなっているので、1989年のようなことを起こすのは困難だと聞いています。
経済的な余裕ができ中間層が生まれると、民衆の一枚岩が消滅するのです。中間層は支配層と旧民衆の中間に位置する風見鶏(=蝙蝠)的な立場になりまする。中国は1989年と比べると経済的には豊かになり、国民全体の精神的統一性は複雑になったのです。

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