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米6月CPIは5カ月連続プラス、年内利上げを後押し

[ワシントン 17日 ロイター] - 米労働省が17日発表した6月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.3%上昇し、5カ月連続のプラスとなった。ガソリンを含む幅広い項目が値上がりした。物価上昇圧力が強まっていることを示すさらなる兆しとして、年内の利上げを後押しする内容だった。

前年同月比は0.1%上昇。昨年12月以来、初めてプラス圏に入った。市場予想も0.1%の上昇だった。前月比、前年同月比ともに市場予想と一致した。5月は前月比が0.4%上昇、前年同月比は横ばいだった。

6月は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比で0.2%上昇した。ドル高の影響で基調的なインフレ圧力は抑制されている。5月は0.1%の上昇だった。コアCPIの前年同月比は1.8%上がった。5月は1.7%の上昇だった。

品目別の動向は、ガソリン価格が3.4%上昇した。5月は10.4%の急騰だった。食品は0.3%上昇し、昨年9月以来の大幅な伸びとなった。一部の地域で鳥インフルエンザが流行して卵が品不足になっており、食品価格を押し上げている。卵の価格は18.3%の大幅な値上がりで、1973年8月以来の大幅な上昇率だった。

家賃は0.4%値上がりし、2013年8月以来の大幅上昇となった。労働市場の引き締まりつつあることから独立して家計を構える人が増え、賃貸住宅の空室率は22年ぶりの低水準にある。家賃は今後も上昇することが見込まれる。

このほか、娯楽費や新車、タバコ、航空費、日用品が値上がりした。一方、衣類や医療費、中古車、家庭用品は値下がりした。

原油安によるディスインフレ傾向は終わりつつあるようだ。15日発表の6月の卸売物価指数(PPI)も2カ月連続のプラスとなった。

米連邦準備理事会(FRB)は物価上昇率の目標を2%としている。

物価上昇圧力の強まりは、労働市場の引き締まりと住宅市場の加速は、物価目標の達成が近づいているとの確信をFRBに与える可能性がある。イエレンFRB議長は今週、6年以上にわたってゼロ近辺に据え置いてきた短期金利を年内に上げる意向を示した。

ナロフ・エコノミック・アドバイザーズのチーフエコノミスト、ジョエル・ナロフ氏は「FRBの利上げへの障害が崩れつつある。利上げ開始はそれほど先のことでない可能性がある」との見通しを示した。

*内容を追加して再送します。

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