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- 2010年12月12日 19:34
今週の欧州危機:2010年12月12日
既に再編(償還延長)を実施したのにノー天気な発言
ギリシャ中銀総裁発言:債務再編は不要、望ましくもない(http://bit.ly/fwrHjC )と発言している。
ギリシアの論理だと、返済元本の削減は債務再編だが、返済先伸ばし(=返済期日を永遠に先延しして、ギリシアが余裕を持って返済できるようになるまで返さない=そんな日は簡単には来ない)は債務再編では無い、ことにとなる。
こんな人に金を貸したら一切帰ってこない、というのが歴史の教えだ。
下はギリシアの国家債務の推移の実績&予定
税収の前提は甘いだろうから、これより悪化するのは必定
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
LIBORはやや軟化した。
万が一のための切羽詰まったドル調達需要はピークアウトしたようだ。
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弱小国の資金調達は困難な状況が継続している。
CDSスプレッドは急騰はしていないが、下がったわけではない。
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弱小国の名前で借金を申し込むから困難であるのならば、EUの名前で借金して弱小国に配分すれば良いと安直な方策に走るのが世の政治家の常だ。
これにはEU政府という存在が必要だが、各国は反対している。現時点では、単に安価な借金マシーンを要求しているにすぎない。ギリシャ首相は、ユーロ圏共通債の発行を欧州各国は真剣に議論してくれ!と依願している=> http://bit.ly/e9epmZ
ギリシアに無駄にくれてやる金はない、と独メルケル首相は言いたいようだ:ユーロ共同債発行に反対 http://s.nikkei.com/dUrpTN
間に挟まったユンケル議長は、各国の債券を欧州レベルでまとめる単一金利を提案しておらず、EU共同債券は国ごとの金利のままになると述べた、と言う。これじゃあ、高い金利での資金調達を強いられる弱小国からは無意味だと言われそうだ。
現在の議論の中心は、損失負担を誰が引き受けるかに絞られてきた。
ドイツはハッキリさせるべきだと考えている。
ドイツ以外は、なあなあでズルズル返済を引き延ばして問題を永遠に先送りし、その間の資金はドイツが負担すれば良いと考えている。
市場は、遅ればせながら、いくつかの加盟国は危機を乗り切るためにつなぎ融資が必要なばかりか、債務の返済は不可能かもしれないということに、ようやく気づいた。国債保有者は何らかの痛みを負わなければならない=>http://bit.ly/eNJuPM
経済力の弱い財政赤字国が、失われた競争力を取り戻すためには、労働市場や製品市場、福祉制度の改革をやり直すしかない。
それは、痛みを伴うものだ。
しかも、ユーロを脱退しても痛みの伴う改革が不可欠(http://bit.ly/goYioQ)である。
さらには、脱退すればユーロ建ての債務は新自国通貨の暴落によって全く返済不可能なレベルに瞬時に膨張するだろう。脱退してからの改革は、痛みが倍増するのだ。
EU域内の主要銀行の健全性を審査するストレス・テストを来年2月に再実施するという。
前回テストで合格したアイルランド銀行が速攻で破綻したのでテストの信用が失墜したのだ。
とはいえ、再テストでは前回合格者の全員が合格することになるのだろう。
何のためにやるの?となるが、やらないよりはマシということだろう。
アイルランドへの救済資金の多くが銀行救済に使われる。
今後は政府債務よりは、銀行救済の色彩が強まると私は考えている。
銀行救済によるモラルハザードと銀行破綻で生じるハザードの間でどうバランスを取るのだろうか?
いずれにしても、当座は巨額の救済資金が必要だ。
そんな豊富な現金を持っているのは、中国とペルシャ湾岸地域だhttp://bit.ly/eW64RS
PIIGS諸国の株
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東欧の株
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東欧通貨対ユーロ
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目次 : 欧州金融危機
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ギリシャ中銀総裁発言:債務再編は不要、望ましくもない(http://bit.ly/fwrHjC )と発言している。
ギリシアの論理だと、返済元本の削減は債務再編だが、返済先伸ばし(=返済期日を永遠に先延しして、ギリシアが余裕を持って返済できるようになるまで返さない=そんな日は簡単には来ない)は債務再編では無い、ことにとなる。
こんな人に金を貸したら一切帰ってこない、というのが歴史の教えだ。
下はギリシアの国家債務の推移の実績&予定
税収の前提は甘いだろうから、これより悪化するのは必定
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LIBORはやや軟化した。
万が一のための切羽詰まったドル調達需要はピークアウトしたようだ。
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弱小国の資金調達は困難な状況が継続している。
CDSスプレッドは急騰はしていないが、下がったわけではない。
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弱小国の名前で借金を申し込むから困難であるのならば、EUの名前で借金して弱小国に配分すれば良いと安直な方策に走るのが世の政治家の常だ。
これにはEU政府という存在が必要だが、各国は反対している。現時点では、単に安価な借金マシーンを要求しているにすぎない。ギリシャ首相は、ユーロ圏共通債の発行を欧州各国は真剣に議論してくれ!と依願している=> http://bit.ly/e9epmZ
ギリシアに無駄にくれてやる金はない、と独メルケル首相は言いたいようだ:ユーロ共同債発行に反対 http://s.nikkei.com/dUrpTN
間に挟まったユンケル議長は、各国の債券を欧州レベルでまとめる単一金利を提案しておらず、EU共同債券は国ごとの金利のままになると述べた、と言う。これじゃあ、高い金利での資金調達を強いられる弱小国からは無意味だと言われそうだ。
現在の議論の中心は、損失負担を誰が引き受けるかに絞られてきた。
ドイツはハッキリさせるべきだと考えている。
ドイツ以外は、なあなあでズルズル返済を引き延ばして問題を永遠に先送りし、その間の資金はドイツが負担すれば良いと考えている。
市場は、遅ればせながら、いくつかの加盟国は危機を乗り切るためにつなぎ融資が必要なばかりか、債務の返済は不可能かもしれないということに、ようやく気づいた。国債保有者は何らかの痛みを負わなければならない=>http://bit.ly/eNJuPM
経済力の弱い財政赤字国が、失われた競争力を取り戻すためには、労働市場や製品市場、福祉制度の改革をやり直すしかない。
それは、痛みを伴うものだ。
しかも、ユーロを脱退しても痛みの伴う改革が不可欠(http://bit.ly/goYioQ)である。
さらには、脱退すればユーロ建ての債務は新自国通貨の暴落によって全く返済不可能なレベルに瞬時に膨張するだろう。脱退してからの改革は、痛みが倍増するのだ。
EU域内の主要銀行の健全性を審査するストレス・テストを来年2月に再実施するという。
前回テストで合格したアイルランド銀行が速攻で破綻したのでテストの信用が失墜したのだ。
とはいえ、再テストでは前回合格者の全員が合格することになるのだろう。
何のためにやるの?となるが、やらないよりはマシということだろう。
アイルランドへの救済資金の多くが銀行救済に使われる。
今後は政府債務よりは、銀行救済の色彩が強まると私は考えている。
銀行救済によるモラルハザードと銀行破綻で生じるハザードの間でどうバランスを取るのだろうか?
いずれにしても、当座は巨額の救済資金が必要だ。
そんな豊富な現金を持っているのは、中国とペルシャ湾岸地域だhttp://bit.ly/eW64RS
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