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ホンダがナイジェリアで四輪生産を開始

ホンダは7月10日、アフリカ西部のナイジェリアで「アコード」の生産を開始しました。年間生産台数は1000台。そこには、「小さく生んで大きく育てる」というホンダのグローバル展開の法則が貫かれています。
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ホンダにはもともと、「小さく生んで大きく育てる」というグローバル展開の法則があります。部品点数が少なく、工程も単純な二輪車の小規模生産からはじめて、部品調達や販売網などのノウハウの蓄積をしたあと、四輪車を手掛けるという法則です。

ナイジェリアでの二輪の歴史は、1979年にさかのぼります。年間生産台数は約2万台規模という、文字通りの「小さく生んで」でしたが、08年のリーマン・ショック後、市場が先進国から新興国に移ったのを機に、日本円で6万円から7万円の低価格帯の二輪車を投入し、ナイジェリアの二輪事業を拡大していました。

アフリカは、「最後の成長市場」といわれます。ホンダがアフリカの二輪市場に強い足場を築いたのは、のちの四輪市場の成功につなげるためと考えて間違いないでしょう。

四輪現地法人を設立し、タイから「シティ」を、米国から「シビック」「アコード」「CR‐V」を輸入し、販売を開始したのは、2013年9月のことです。そして、いよいよ、「小さく生んで大きく育てる」の法則通り、「アコード」のセミノックダウン生産を開始したわけです。

「製造現場には、二輪車で長年培ってきたノウハウが盛り込まれており、あらためてモノづくり現場の強さを再発見することができました」と、ホンダ取締役専務執行役員の山根庸史さんはコメントしています。

生産能力は現在、年間1000台とまだ少量生産ですが、四輪も「小さく生んで大きく育てる」というグローバル展開の法則に則って、拡大していくことでしょう。というのも、ナイジェリアの人口はアフリカ最大の1億7000万人で、購買力にも期待が持てるからです。

ナイジェリアでは、14年に日産が生産を始めたほか、独フォルクスワーゲンもこの7月、25年ぶりに生産を開始しました。また、中国メーカーも進出の勢いを強めています。「小さく生んで大きく育てる」を武器に、ホンダが強豪にどう対抗していくのか。期待したいところですね。

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