記事

中国・香港株式市場は急反発、上海5.8%高 追加支援策を好感

[上海 9日 ロイター] - 9日の中国株式市場は急反発して取引を終えた。上海総合指数は5.8%高で、6年ぶりの大幅な上昇率となった。上場企業の株式を大量に保有している株主の売りを禁止するなど、市場を下支えするために当局が導入した一連の措置によって、パニック売りが抑えられた。

もっとも、一部アナリストは、デレバレッジのペースが加速していることに加え、上場企業の約半数が売買停止となっているため市場の動きが歪んでいることを考慮すると、相場が調整局面を脱したと判断するのは時期尚早だと注意を促している。

上海総合指数<.SSEC>の終値は、202.1381ポイント(5.76%)高の3709.3304。2009年3月以来の大幅な上昇率を記録した。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>は、234.589ポイント(6.40%)高の3897.626。

上海と深センで取引されている1401銘柄のうち、ほとんどが値幅制限いっぱいの10%高まで上昇した。下落はわずか4銘柄。

急反発の動きは、信用取引を手掛ける中国証券金融が、下支え目的の買いの対象を優良株だけでなく投資信託の購入にも広げると表明した後、顕著になった。

中国証券監督管理委員会(証監会)が8日遅く、持ち株比率が5%以上の株主を対象に向こう6カ月間、株式売却を禁止する措置を発表したことも支援材料になった。

ただ、アナリストのなかには、6月中旬から約30%も急落した相場が本当に落ち着きを取り戻したのかどうか疑念をはさむ向きもいる。

北東証券のアナリスト、Du Changchun氏は「上場企業の約半数が売買を停止していることを考えても、救済者側の当局の勝利と呼ぶには程遠い」と述べた。また、エクスポージャーを縮小しようとする投資家の売り圧力に対処するため、政府は新たな措置を導入する必要があるとも指摘。

中国株投資家は、証券会社からの信用取引用の借り残を過去3週間でおよそ30%減らした。これで1000億ドル相当のレバレッジを解消したことになる。

21社の国内証券会社が優良株を購入対象とする株式安定化基金の設立に1200億元(約193億ドル)を投入すると表明した後も、今週初めの2日間で、2863億元の信用ポジションが手仕舞いされた。

香港株式市場も急反発して取引を終了し、5営業日ぶりの上昇となった。中国本土市場が、政府当局の一連の相場救済策により大幅に反発した流れを引き継いだ。

ハンセン指数<.HSI>終値は876.23ポイント(3.73%)高の2万4392.79。1日の上昇率としては4月8日以来の大きさ。

ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は339.07ポイント(3.05%)高の1万1446.37。1日の上昇率では4月13日以来の大きさとなった。

トピックス

ランキング

  1. 1

    橋下氏 任命拒否の教授らに苦言

    橋下徹

  2. 2

    給付金効果はあったが見えぬだけ

    自由人

  3. 3

    すすきの感染 酒飲みにうんざり

    猪野 亨

  4. 4

    官僚へ負担どっち? 野党議員反論

    BLOGOS しらべる部

  5. 5

    処理水の安全 漁業側が自信持て

    山崎 毅(食の安全と安心)

  6. 6

    iPhone12かProか...売り場で苦悩

    常見陽平

  7. 7

    日本における次世代の目玉産業は

    ヒロ

  8. 8

    コロナ巡るデマ報道を医師が指摘

    名月論

  9. 9

    岡村結婚の裏に涙のエレベーター

    文春オンライン

  10. 10

    学術会議に深入りしない河野大臣

    早川忠孝

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。