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ファーストリテ、9―5月期は計画上回る営業増益 不安は天候要因

[東京 9日 ロイター] - ファーストリテイリング<9983.T>は9日、2014年9月―15年5月期の連結営業利益(IFRS)が前年同期比35.5%増の1892億円になったと発表した。国内外のユニクロ事業が好調に推移しており、通期見通しに対する進ちょく率は94%に達している。ただ、天候や為替など読み切れない不透明要因があり、通期見通しは据え置いた。

<中国の株価乱高下、商売や出店計画に大きな影響はない>

岡崎健グループ上席執行役員CFOは会見で「9カ月の累計(9―5月期)では、計画を上回る増収増益となった」と述べた。

各部門の営業利益は、国内ユニクロ事業が21.6%増、海外ユニクロ事業が55.0%増、グローバルブランド事業は37.8%増と、そろって大きく伸びた。

国内ユニクロは、通期の既存店売上高5.5%増の計画に対し、9―5月期は8.8%増と上振れて推移。売上総利益率や売上高販管費率も改善し、利益を押し上げる要因となった。

海外ユニクロ事業では、3―5月期の中国・台湾・香港のグレーターチャイナの収益が計画を上回ったという。一方、米国では売り上げの下振れから値引き販売が増え、赤字幅が拡大した。

足元で中国の株価が乱高下するなど不安定な動きになっている。こうした動きが同社の中国事業に与える影響については「ライフウエアなので、景気より天候に影響される。現状、商売に大きな影響は出ていないし、出店計画にも大きな影響はない」とした。

主力のユニクロ事業は中国において362店舗(15年5月末現在)を展開。中国・香港・台湾の合計で、近い将来1000店舗(同415店舗)、将来的には3000店舗を目指すとしている。

<6月国内ユニクロ下振れは天候要因>

業績は、5月までは上振れて推移していたものの、15年8月期の通期見通しは据え置いた。四半期ごとに細かく予想修正を行わない方針にしたこともあるが、天候や為替と言った不透明要因も影響している。

6月の国内ユニクロ既存店売上高は11.7%減となり、予想よりも低調だった。岡崎CFOは「一番大きな要因は天候」とし、第4四半期(6―8月期)の国内ユニクロ事業の売り上げは計画を下振れるとの見通しを示した。

ただ、すでに店頭に出ている一部の秋冬物に値上げで販売不振になるという影響は見られず、「秋冬物の値上げの方針変更は考えていない」とした。

通期の営業利益予想2000億円に対し、トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト21人の予測平均値は2052億円となっている。連結売上高は1兆6500億円(前年比19.3%増)を見込んでいる。

通期の海外ユニクロの出店数は約200店舗を計画していたが、これを185店舗に下方修正した。ショッピングセンター開業の遅れで、来期にずれ込むという。岡崎CFOは「出店しにくくなっているわけではない」としている。

*内容を追加しました。

(清水律子 編集:山川薫)

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