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豪中銀の声明全文

[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が7日、政策理事会後に発表した声明は以下の通り。

政策理事会はきょうの会合で政策金利のオフィシャルキャッシュレートを2.0%に据え置くことを決定した。

世界経済は、緩やかなペースで成長しているものの、一部の主要コモディティ(商品)価格は1年前よりも大幅に値下がりしている。このトレンドは、オーストラリアからも含めて供給の拡大を大幅に反映しているもようだ。とはいえ、オーストラリアの交易条件は悪化している。

米連邦準備理事会(FRB)は年内に政策金利を引き上げ始めると見込まれているが、一部のその他主要中央銀行は緩和策を継続している。したがって、世界の金融状況は引き続き非常に緩和的だ。中国とギリシャそれぞれの状況に関連した市場の変動にも関わらず、大半のソブリンや信用力のある民間の借り手に対する長期の借り入れ金利は引き続き際立って低水準となっている。

オーストラリアでは、ここ1年経済が引き続き成長していることが入手可能な情報で示されているが、ペースは長期平均を若干下回る。

失業率は高止まりしているものの、最近ほとんど変化していない。全般的に国内経済は当面、余剰生産能力を抱えることになるだろう。

たとえ為替相場が下落したとしても、労働コストの非常に緩やかな伸びを背景に、今後1─2年、インフレ率は引き続き目標と一致した水準にあるとみられる。このような状況において金融政策は緩和的でなければならない。

低金利は借り入れと支出を支援している。企業向けの貸し出しが拡大するなか、住宅市場向け貸し出しの伸びはここ数カ月安定しており、全体として信用は緩やかに伸びている。

シドニーでは住宅価格が引き続き大幅上昇し続ける一方、他の多くの都市では様々なトレンドが見受けられる。RBAは住宅市場に起因すると考えられるリスクを評価し、食い止めるために他の当局と協力している。

その他の資産市場では、株価や商業用不動産価格が長期金利の低下に支援されている。

豪ドル相場は、この1年で米ドルに対して顕著に下落したが、通貨バスケットに対しては対米ドルほどではない。特に主要コモディティ価格が大幅に下落している状況を踏まえると、豪ドルがさらに下落する可能性があるとともに、その必要性もあるとみられる。

理事会は今回の会合で、政策金利を据え置くことが適切と判断した。今後受け取る経済・金融状況に関する情報によって、理事会の見通しに対する評価と現在の政策スタンスが持続可能な成長と目標に沿ったインフレ率を達成するために最も効果的かどうかが判明するだろう。

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