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韓国の身勝手

 ドイツの西部ボンで開かれていたユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会は5日午後、「明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産に登録することを全会一致で決定した。

「富士山」、「富岡製糸場と絹産業遺産群」と3年連続の登録で、関係する地元では歓喜の声が沸き起こった。

 だが、今回の決定に至るまで、韓国の嫌がらせといっていい動きに翻弄され、決定まで二転三転して随分はらはらさせられた。

 日本は明治維新以来、海外の科学技術を積極的に受け入れ、そこに日本の伝統的技を融合させ、世界でもめったにないほどの産業化を成し遂げた。当然日本の産業革命は世界的にも大きな役割を果たしたが、その歴史的事実を世界に知らしめる為にもユネスコの決定は大きな意味があったのである。

 ところが韓国は登録の7施設で韓国人に対して強制労働を強いられたと言い出し、5月20日には朴大統領までがユネスコに直談判に及び、「これを認めれば国家間に不必要な分裂を招く」と嘯いた。

 近年の韓国の反日運動は全く非常識で、アメリカさえ手を焼いて、同盟国間にひびが入ることを懸念して注文までつけられる始末。

 執拗な韓国の態度は世界からも顰蹙を買い、次第に孤立化し、しかも国内経済はそのあおりで低迷、その上自国で様々な事件があって、朴政権は今や「レイムダック」状態となった。やむなく対応を転換せざるを得なくなって、軟化の兆しが見え始めていた。

 6月21日には日韓外相会談が持たれ、ユネスコの登録を目指す両国候補地について協力することを決めた。

 ところがぎりぎりの5日になって、どうしても強制労働という言い分を強調したい韓国側との調整が難航し、審査先送りとなってしまった。その間に韓国側の「百済歴史地区」は、約束通り日本も賛成し、ちゃっかり決定してしまったのである。

 結局、日本側は「一部施設で1940年代、意思に反して連れてこられ、厳しい環境の元で働かされた多くに朝鮮半島出身者がいた」とし、「第二次世界大戦中の徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる」と述べることになった。

 世界遺産に登録はされたが、この対応は本当に良かったのか私は大いに疑問を持っている。

 韓国の主張が通ったことで、今後必ず賠償問題が起こってくると、その点が心配なのだ。

 日本政府は「財産請求権の問題は完全に解決済みで、日本側の発言を裁判で使わない確約を韓国政府に何度も確約した」といっているが、韓国の今日までの変節振りを見ると、そんな確約はいつでも反故にされるのではないかと思うのである。

 韓国の身勝手ぶりにほとほとあきれたというのが今回の顚末を見る私の率直な思いである。

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