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地方の血液内科医高齢化進む 絶滅危惧種を絶やすな!

昨日筑波で行われた日本血液学会関東甲信越地方会に参加しました。現場でおきている珍しい患者をみんなで共有しながら、血液内科を志望する若手に発表の機会を与える教育の一貫です。

患者さんの発表、症例報告といいますが、やはり面白い物でした。ただ質問をするのがみんな大御所の血液の先生ばかり!ほんと若手を鍛えるためとはいえ、すこし大人げない?いやみんな学問に厳しい方ばかりです。ちなみに私も質問をしてしまいましたがw

その中で教育講演。山形大の血液内科石澤先生の悪性リンパ腫の話、元名古屋大教授直江先生の急性骨髄生白血病(診断は進歩!しかし20年間幹細胞移植以外治療の進歩なし)の話はやはり学問的にためになりました。

いかに過剰な抗がん剤治療を少なめにとか、新規治療の話も良かったのですが、じつは学問的な問題よりも石澤先生のこの発言がとても気になりました。

人口110万人の山形県の血液内科医の数は19人!そして50台以上が8/19

細かい数字は書き取りきれずやや不正確ですが、山形県で血液内科をみてもらえる病院での血液内科の医師数は、山形大(5?忙しいのかHP更新されていない!)の他、山形県立中央病院2(HP画面では4?)、山形市立病院2など山形市に集中。その他の地域は 日本海総合病院2(副院長と副部長)以外は、1人体制で血液内科を診ている病院ばかりだそうです。多分地理的に仙台等へ患者さんは流れているのでしょうか。(埼玉が東京、栃木、群馬へ流れるように)

今までも挙げてきていますが、県が今後地域医療の計画を立てていきます。それこそ道州制にでもしない限り東北地方の血液診療はかなり厳しそうです。

癌検有明の畠先生が別の機会にお話しされていましたが、いかにこの少ない血液内科医を有効に活用するのか。全国に2000人(実働数?)しかいないこの絶滅危惧種を滅ぼさせないためには何をすべきか。私の一番のテーマですが、現場の先生も危機感を持っています。

ボランティアだけでは無理です。医師以外でできる仕事の排除、パラメディカルとのチーム、健康を管理するための労働管理、ドクターズフィーなどやって欲しいことは多々あります。でも病院内をまとめるだけでもハードル高いんですよね。

すぐに変化してしまうかもしれない目の前の命を必死に守る医師達に、もう少し尊敬と感謝と報酬を与えてください!そうしないと人材が来ず、高齢化が進みます!(まあ官僚等も優秀な人材が減っているそうですが)

ただ学会の重鎮が厚労省に言ってもお金がないの一言で動きそうにないんですよね。馬鹿な国立競技場のキールをなくせば一部できると思うのだけど。(ミャンマーへのお金は必用!)やはり政治が必用なんだよな。ジレンマです。

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