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財務省と日銀のサイトからの情報入手

金融市場、特に債券市場関係者は財務省と日銀のサイトには頻繁にアクセスしていると思われる。国債の入札や金融政策の変更など、マスコミ報道と同じタイミングでサイトにも情報がアップされており、その内容を直接確認できる。このような注目されるものについては、それぞれトップページの「新着情報」で確認できる。

 さらに財務省には財政関係に関する資料、また日銀には金融政策や資金調節に関する資料、そしてそれぞれ発表している経済指標などかなりの情報がアップされている。しかし、実際に細かい資料を探るには多少の労力や経験、もしくは関係者に直接教えてもらうということも必要とされる。つまり見つけにくいケースも多いのである。

 たとえば、今年度の国債の前倒し発行限度額が20兆円に引き上げられたが、これを確認するには「平成22年度特別会計補正予算」の「予算総則補正」の第6条を見なければならないが、何も知らずに今年度の国債の前倒し発行限度額を調べようとすると、ここに行き着くまでがたいへんである。

 日銀のサイトも同様に中が意外に複雑に入り組んでおり、経済指標の過去データなど確認しにくい面もある。日銀は今月31日にサイトをリニューアルして、より分かりやすく利便性の高いホームページを目指すようであるが、経済指標のデータなどを含めてより分かりやすいサイトとなってほしい。

 また、知りたい情報が意外な場所にあることがある。たとえばOECDが発表している債務残高の国際比較(対GDP)については、財務省のサイトの「予算・決算」の中の、予算「平成23年度」の中の「平成23年度予算案」の中の、「我が国の財政事情」というファイルの最後のほうにある。当然ながら日本語となっているためとてもわかりやすい資料だが、ここに行き着くまでがたいへんである。もちろん OECDの原典にあたればよいが、これもやってみた経験から探すのがなかなか容易ではない。

 ということで、ある意味、市場関係者にとりお宝的な情報も財務省や日銀のサイト内に数多く眠っている。それを探し出すにはある程度の経験というか年季も必要なのかもしれないが、もし索引みたいなページがあり、そこからリンクで飛べるようになっているとうれしい。しかし、それを作るにもかなりの労力を伴うだけになかなか難しい面もありそうである。


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