あつまろです。
「株価が暴落する機会があれば 株価がバーゲンセールになるわけだからガンガン買えばいい、チャンスだ」 というのは言葉で聞くのと、実際に体験するのとでは全然違います。
サブプライム・リーマンショック後は、需要蒸発が発生しました。営業益2兆円あったトヨタもあっという間に営業赤字に転落するという自体が起きました。伝統的なバリュエーション指標値であるPERやROEは利益を前提にしており、数値は異常値を示して、直近未来については役に立たなくなる「狂ったコンパス」を持って投資家は行動を迫られました。
暴力的とも言えるほどの悲観が投資家を襲い、「バーゲンセールで買う」と勇ましかった投資家も「嵐が過ぎるのを待つ」と一気に弱気に。買い続けていたのは、毎月積み立てでファンドを購入するインデックス投資家ぐらいなものです。
狂ったコンパスを手に持って、それでも「チャンスだ、ガンガン買おう!」 と行動できる人は、自分の信じる道を持っている人です。ただし、信念をもって行動した人が成功するわけでもないのが、この世界の厳しい現実でもあります。
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- 2011年09月22日 19:00