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大切なことは、みんな桃鉄が教えてくれた

あつまろです。

「大切なことは、みんな桃鉄が教えてくれた 」

当然、そんなわけもなく、ただフレーズを使ってみたかっただけです。それはさておき、「桃鉄」は意外とよくできたゲームで、私は大好きです。「桃鉄」でのプレーを考えてみると普段の投資行動にも置き換えられるシーンが結構あるなぁと思い、今回のエントリーを書いている次第です。

「桃鉄とは?」

「桃鉄」をご存知ない方も大勢いらっしゃるでしょうから、まず最初にご紹介から入ります。「桃鉄」は略称であって、本名は「桃太郎電鉄」(ももたろうでんてつ)。1988年に発売されたファミコン用ゲームソフトです。だいたい年1本ペースでシリーズが出続けている長寿ソフトです。(とくに年末年始での利用を想定してか年末発売が多いです)

ゲーム内容を簡単にご紹介です。なお、第一作は現在のルールと大きく乖離しているので、二作目以降をベースとしたルール説明です。基本的にwikipediaからの抜粋です。

プレイヤーは社長になり目的地を目指しながら日本全国をまわり物件を購入、その利益や資産で勝敗が決まる。プレイ人数は1〜4人。人数が足りなければコンピュータに代行してもらうことも可能で、原則的に合計2〜4人となる。プレイヤーは順番にサイコロを振り、出た目の数だけ汽車を進め目的地を目指す。プレイヤー全員の行動が終わると1ヶ月が経過。1年は4月から始まり、3月までの12ターンである。目的地に最初に到着したプレイヤーに援助金が与えられ、そして再び目的地が設定される。この時、最も目的地から離れていた人には罰として貧乏神がとりつく。尚ここでいう「最も目的地から離れていた人」とは、目的地から各プレイヤーまでの最短ルートが1番遠いプレイヤーのことで、直線距離でみた距離とは異なる。貧乏神にとりつかれた状態でターンを終了するとプレイヤーに原則として不利益な行動をする。カードを入手すると、サイコロを振るかわりにカードが使える。効果は、移動系(サイコロの数が増える等)、妨害系(相手のカードや資産を奪う等)、物件系(物件が安く買える等)など様々。


ちなみにこんなエピソードも載っていました。

Wiiで2011年冬発売予定だった『桃太郎電鉄2012(仮)』は同年3月11日に発生した東日本大震災の三陸沖の被災者に配慮して制作中止したことをさくま自身の日記で発表した[7](ハドソンからは正式な発表はされていない)。さくまは、「被災地に物件がないのは悲しすぎるし、何事もなかったようにいままでの物件が堂々と登場するのも変だ」と書かれており、新作は東北が復興し始めてから再開する予定。


「桃鉄でのポイント」

桃鉄はサイコロを用いての双六(すごろく)タイプのゲームであるため、サイコロ運(出目)が勝敗に影響します。しかし、出目が勝敗に直結するのは短期の視点。期間を長く設定すれば、戦略が優れた者が勝つようなシステムになっています。これは株式にも同じようなことが言えそうです。短期的に見ると株価は相場など外圧(運)の要素が強いけれども、長期的に見れば優れた企業の株価は伸びるという点です。また、投資家としても良いビジネスをしている企業に投資すれば、短期的なマイナスは出たとしても長期的には良いパフォーマンスがついてくるというものです。

桃鉄は最も大きな資産を持つ人が優勝ということになります。つまり、資産の最大化を目的としています。しかし、このゲームでもっとも大切なポイントはいかに貧乏神に取り憑かれないかということ。貧乏神に取り憑かれるとせっかく貯めた資産を目減りするようなアクションをとられます。しかも貧乏神はたまに変身してキングボンビーになります。こうなると大変で、これまで築き上げたものが一夜のうちに崩壊し、多額の借金を背負うことにもなりかねません。

貧乏神を避けること。この考え方はリスクマネジメントにも通用します。リスクの影響度と頻度を見極めてリスクをいかに回避するか、万が一リスクが発生したらどのようなアクションをとることで影響を低減することができるか、ということにも繋がります。

このゲームは、目的地に最初に到着して賞金を得ることが、その時々の目標(小目標)ではあります。が、場合によっては目標を狙わないこともあります。例えば、目的地周辺に貧乏神がいて取り憑かれるリスクがあれば今回のゴールを狙わない。また、目的地に対して自分の場所が遠く、他プレーヤーが近くにいるため、最初に到着する可能性が低いと判断すれば小銭でも稼ぎながら無理せず次の目標を目指す。その時々の自分の置かれた状況をとらえた上で最善手を考えるゲームです。投資だってそうです。自分の置かれた状況。自分以外の人の状況とアクションを考えてる。局所的には負けたとしても、トータルで考えて勝つという大局観に沿って行動するものです。

桃鉄はゲームを進めていくと目的地に着いて得る賞金(給与所得、サラリーのようなもの)よりも、保有する物件から上がる収益(配当所得、インカムゲインのようなもの)の方が大きくなります。これは労働から得る対価よりも資産に対する対価の方が上回るということです。資産が資産を生むという循環です。

このため、このゲームでの目的のひとつは収入を得るためにいかに物件を購入するかにかかっています。しかし、物件によって収益率が異なります。年利1%の物件もあれば、年利10%もあります。当然高い方がいいのですが、他プレーヤーとの競争ですので、売り切れることもあります。また、買いたい資産の価格が高すぎて手が届かないこともあります。

私たちの住む世界にもこの考えは通用しそうです。給与所得だけでなく、資産が稼いでくれる仕組みを作ることが大切です。資産が増えれば増えるほど、雪だるま式に資産が膨らむことが期待できます。また、良い投資機会をいかに作るかということも大切です。じつは宝石のようにピカピカ光る収益源が近くにあっても、それを知る努力をしなければ気づかないままです。また、売り切れというのは投資タイミングのようなものです。良い投資機会というのは、他の投資家も狙っているものなので、いつまでも残っていません。株式市場においては株価が既に上昇してしまい、手が出せないという状態かもしれません。

「ゲーム攻略法」

私はこの手のボードゲームが大好きです。桃鉄は社会人になって何回も何回もやりました。対COMとで99年対戦もしました。最後の方はお金がありすぎて買う物件がなくて、ただ単なる単純作業になり苦痛でしたが。。

他にもモノポリーやいただきストリートなどもスーファミやPSでけっこうやりました。これらのゲームも現実に通用するような共通点があります。まず自分でなんともできない「運」があり、自分以外の「他人」をいかに観察し、そこからいかに「自分」がアクションを打つのかということです。100発100中とは言えませんが、ここを考えぬいてプレーをすると間違いなく勝率が上がります。

「運」があり、「他人」がいて、そして「自分」がどうするのかということ。これは現実世界のいたるところでも同じようなことが言えそうです。投資の世界でもやっぱりそうです。

でも、本当に大切なことはゲームを楽しむことです。ゲームだけじゃないですね。投資だって、仕事だって私たちの人生を心から楽しむこと。これが現実の人生ゲーム攻略法。なんちゃって。

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