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TMR西川貴教さんのアンコール論に賛同する 過剰サービスの連鎖を止めよ

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T.M.Revolutionの西川貴教さんのアンコール論が話題になっていた。

西川貴教、惰性のアンコールに苦言「演る側も義務ではない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-00010001-trendnewsn-ent

うん、賛同。トップクラスの売れているアーティストがこういうことを言ってくれたことは、良いことだと思う。

まあ、こういうのは、どんなアーティストなのか、ファンたちはどんな人なのかにより、なんとなくの共通の認識ができるものだし、アーティストのスタンスにもよると思うのだが。また、あらかじめアンコール含めてかっちりと曲目、演出なんかを決めているアーティストもいるわけで、ややこしいのだが。

西川さんの意見というのは、アンコールを本来の姿に戻そうとしているという点で良いかも。

アーティストもサービス精神旺盛になりすぎているし、ファンも過剰な価値を求めるようになっていて、なんだかなあと思うことがある。

アーティスト:「ファンの期待には全力で応える」
ファン:「◯◯というバンドは、ファンの期待に全力で応えてくれるから好き」

というのは、美談のようで実はリスペクトしてないなあとか、デフレの連鎖じゃんと思ったりするのだ。

諸々コンテンツが売れない時代で、それよりもリアルな場を求めてライブというのが音楽界の総論なのだけど、じゃあ、ライブがメインなのだから、何でもかんでも期待していいのかというと、違うと思う。

少し広げていうと音源にしろ、本にしろ「コンテンツが売れない時代」という言葉がひとり歩きして、何でも安売りしていないかってこと。そして、その値段に明らかに見合わない価値を期待していないかってこと。これ、互いに崩壊する連鎖だと思うのだよね。そのゲームにすっかりのせられてしまっているのだが。

もっとも、10代の頃に読んでいた音楽雑誌の投稿欄ではこんな「論争(のようなもの)」も起きていて・・・。「◯月◯日のリアクション(日本のハードロックバンドな)のライブ、アンコールの声が小さかった人たち、あなたたち最低です。私がどれだけ叫んだと思うのですか。皆さんはファンとはいえないと思います」みたいなハガキが載っちゃうわけ。そう、そもそもネットがない時代だったが、当時は投稿欄炎上というのがたまにあったな。

西川さんの発言により、ファン同士で変な争いが起きないか、実は心配になっていたりする。そんなのあるかよという声が多数だと思うのだが、いや、あるのだよ・・・。何度も見てきた、この真のファンとは何かという妙な小競り合い。

まあ、でも西川さんの言うとおり、アンコールは本当にファンが求めている感があると嬉しいよね。川崎のクラブチッタで、完全に客電がついていて、一部のファンは帰っているのに、ずっとアンコールの声を送っていたら出てきてくれたANTHEMのライブとか、再結成ガスタンクの何度もアンコールやってしょうがないから同じ曲をやった瞬間とか、自分の高校の卒業ライブで、いかにも高校生の手作り感あるイベントなのに、演奏が終わって、楽器を片付けている時にアンコールが起こって、まったくセットリストにない、しばらく練習したことのない曲をやった時など、色々感動を思い出す。

要するに過剰サービスを美談にするのもどうかっていう話だね。

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