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- 2011年05月26日 13:51
香山リカさんと対談「私たちが震災でつかみ取ったものは?」
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同い年ということもあり、日頃から親しくさせていただいている香山さん。精神科医という立場から見た震災、そしてこれからの日本についてお聞きしました。
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香山 今回、大震災をきっかけに総理大臣補佐官という役職に就かれましたが、すごくめまぐるしい展開だったですよね。任命されたときは、「やろう」という感じだったんですか?
辻元 そのときはもう、補佐官であろうが誰かの荷物持ちであろうが、なんでもやらなきゃという気持ちでした。そして、任命されてすぐに、湯浅誠さんと一緒に政府に震災ボランティア連携室というのを作ったんです。
香山 ボランティア連携室というと、何かボランティアを組織立てたり、指示したりといったイメージを持っていたのですが、ボランティアを支援する後方支援的なものなんですよね?
辻元 私はやはり、政府がボランティアを采配するのは良くないと思っています。ボランティアが活動する上での基盤整備に回りたいと。
香山 今回の震災では、ボランティアは自己完結で入れる人や専門知識を持ってる人でないと、行っても迷惑になってしまうのではないかと言われていました。
辻元 私は実は最初から、ひとりでも多くの人が現地に行った方がよいと思っていたの。現状を直視するのはすごく大事だと思う。それで現場で活動できなかったとしても、帰ってきた町でやれることをやるとか、私はそれでもいいと思っています。
香山 私も被災地に二度行きましたが、現地で家族を亡くした20代の青年と話していたら、まさに同じことを言っていました。"ただテレビで見ているだけでなく、とにかく見に来るだけでもいいから一人でも多くの人に来てこの空気を感じてほしい"と。
ほとんどの方は、あの場に行けば、謙虚にならざるを得ないですよね。
私は、これまでの日本は、お金さえあれば大抵のことはなんとかなる社会なんじゃないかと、どこか思い込んでたところもあったんです。でも、ごくふつうだと思っていた、便利で豊かな生活が、いかにもろい地盤の上に立っているのかということを思い知らされました。
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私たちが震災でつかみ取ったものは?
香山 今回、大震災をきっかけに総理大臣補佐官という役職に就かれましたが、すごくめまぐるしい展開だったですよね。任命されたときは、「やろう」という感じだったんですか?
辻元 そのときはもう、補佐官であろうが誰かの荷物持ちであろうが、なんでもやらなきゃという気持ちでした。そして、任命されてすぐに、湯浅誠さんと一緒に政府に震災ボランティア連携室というのを作ったんです。
香山 ボランティア連携室というと、何かボランティアを組織立てたり、指示したりといったイメージを持っていたのですが、ボランティアを支援する後方支援的なものなんですよね?
辻元 私はやはり、政府がボランティアを采配するのは良くないと思っています。ボランティアが活動する上での基盤整備に回りたいと。
香山 今回の震災では、ボランティアは自己完結で入れる人や専門知識を持ってる人でないと、行っても迷惑になってしまうのではないかと言われていました。
辻元 私は実は最初から、ひとりでも多くの人が現地に行った方がよいと思っていたの。現状を直視するのはすごく大事だと思う。それで現場で活動できなかったとしても、帰ってきた町でやれることをやるとか、私はそれでもいいと思っています。
香山 私も被災地に二度行きましたが、現地で家族を亡くした20代の青年と話していたら、まさに同じことを言っていました。"ただテレビで見ているだけでなく、とにかく見に来るだけでもいいから一人でも多くの人に来てこの空気を感じてほしい"と。
ほとんどの方は、あの場に行けば、謙虚にならざるを得ないですよね。
私は、これまでの日本は、お金さえあれば大抵のことはなんとかなる社会なんじゃないかと、どこか思い込んでたところもあったんです。でも、ごくふつうだと思っていた、便利で豊かな生活が、いかにもろい地盤の上に立っているのかということを思い知らされました。



