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地震が銘柄選択に影響を。

あつまろです。

外に出て歩いていたら、あるマンションで掃除をしている人に目が止まりました。管理人さんなのか、業者の人かはわかりませんが、モップをバケツに入れて洗って素手で絞っている姿が印象に残りました。黙々と仕事をこなしていました。誰かに監視されてるわけでもないのに、粛々と目の前の仕事をこなしていく、その姿に美しさを感じました。皆がそれぞれの持ち場でキッチリ仕事をする。何気ない日常の仕事の風景。この国にはこのようなシーンを至る所で見ることができるのだと思います。私には日本の将来を悲観することはできない、と改めて感じました。

さて、本題にはいります。今回の大地震で私は本当に必要なものとは何かを明確に認識することができました。食料、飲料、医薬品、水、ガス、電気、通信です。これらはお金があるなしに関わらず生活を営むために必須なモノです。前者(食料・飲料・医薬品)は生活必需品とヘルスケア。後者(水・ガス・電気・通信)は生活インフラ。と分類できます。

私は個人投資家として、これまでも生活必需品、ヘルスケア、インフラを重要視して銘柄選びをして投資してきました。実際にこれらに分類されるビジネスを営む企業の株を保有しています。既に豊かさを得た日本においては生活に必要なモノの存在は、あたかも空気のように当たり前の存在でしたが、今回の大地震で多くの人が肌で重要性を感じたのだと思います。

じつはこのような状況を考えるにつけて、私はシーゲル博士の著書「株式投資の未来画像を見る」を思い出していました。シーゲル博士の「生活必需品」への言及を著作より部分抜粋でご紹介します。

「生活必需品」とはつまり、それがなくては暮らしが成り立たない製品をいう。例えば、食品、飲料、タバコ、石鹸、バス、トイレ用品、日用雑貨などだ。生活必需品セクターのリターンは、安定性が際立って高い。最大手の大半は、50年を超える歴史を誇り、投資家に卓越したリターンをもたらしてきた。生活必需品セクターの企業は、市場を世界に広げ、高い品質を守り、品質に寄せられる信頼を武器に事業を拡大した。信用と信頼こそ最大の売り物と心得て、投資家に利益を還元してきた。


アメリカの企業を対象に話をしているので、多少状況が違いますが、生活必需品は安定した事業内容、当たり前の存在ゆえに過度に割高になることが少なく、それがパフォーマンスに繋がっているのだと思います。

世界を見渡すと東北の避難生活以上に生活必需品が行き渡っていない地域があります。仮に行き渡っていてもチープな製品という地域も多いでしょう。世界中では生活必需品に対しては質・量ともに需要が強いと見ています。病気やケガに対するヘルスケアへの需要。生活を営むために必要な生活インフラへの需要も同じことが言えます。

私はこの地震の経験を得て、あらためて人間の生活に必要なモノを供給する企業の重要性を再認識しました。それらの企業はビジネスを通して私たちの生活を改善してくれるだけでなく、投資家に対しても相応のリターンを得る期待を与えてくれます。大地震は私の銘柄選択の考え方をより明快にするきっかけにもなりました。

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