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【フジ、今度は嫌韓番組制作で大炎上】~ネット時代の危機管理を学べ~

なんでまたこんな騒ぎを引き起こすのか。溜息しか出ない。問題にされているのは6月5日に放送されたフジテレビの金曜プレミアム「池上彰緊急スペシャル!」~知っているようでよく知らない韓国のナゾ!~だ。池上彰氏の冠番組はテレビ業界ではテッパンで、高視聴率を獲得することで知られる。日韓基本条約締結から50年という節目に日本の歩むべき道を探る、と番宣で謳っていた。タイムリーな企画と制作者は思っていただろうが思わぬ落とし穴があったようだ。

それは、番組内の韓国人女子高生の街頭インタビューだ。その日本語訳スーパーが「嫌いですよ。だって韓国を苦しめたじゃないですか」となっているが、実際はそんなことは一言も言ってない、との指摘が相次いでいる。とうとうあのオンライン署名サイトchange.orgでフジテレビに対し、「もう捏造は辞めてください」なるキャンペーンが始まる始末。このキャンペーン作成者は、ねつ造の事実を認めることや謝罪、改善策・防止策の実施を求めていて賛同者が日々増えている。
韓流押しで散々批判されてきた同局であるが、今度は一転して嫌韓番組を作ったと批判される羽目に陥った。ネット上には「フジテレビ、字幕ねつ造」の文字が躍っている。しかし、フジテレビ側からは今のところ何の反応もないようだ。

筆者がかねてより指摘している通り、テレビ局のネット上での批判に対する反応は極めて遅い。感度が鈍すぎると言っていい。そもそも危機と認識していないのでは?と疑うレベルだ。ネットにおけるネガティブ情報をチェックする組織がないのだろうか?こうした炎上案件は速やかに火消することが重要だ。SNSにより燎原の火の如く拡散されていき、そのレピュテーション・リスクは計り知れない。

同局はつい最近も、午後の情報番組「グッディ!」が、バイク事故で死亡した俳優、萩原流行さんの妻まゆみさんが行った会見(5月22日)の中継で代理人である弁護士から注意を受けて生中継を中止させられ、司会の安藤優子氏が番組中謝罪する、とう問題を起こした。当Japan In-depthもその時記事で指摘したが、同局は事の経緯について説明はしなかった。

たかがネット上の炎上だと甘く見て無視しているのだとしたらとんでもないことだ。ネットの力を侮ってはならない。こうした積み重ねがボディーブローのようにフジテレビに効いてきている。正々堂々と反論できるのならすぐにすべきだし、非があるならさっさと認めることがメディアとして重要である。信頼を勝ち取るのには長い時間がかかるが、それを失うのは一瞬だと知るべきである。

追記)
フジテレビは6 月29日(月)、HP上で謝罪した。それによると、韓国人2人にインタビューしているVTRで、2カ所合わせて約10秒、翻訳テロップ並びに日本語吹き替えナレーションの内容と異なる映像を、誤って使用したという。インタビューした2人は実際にテロップで流した内容を話していると説明している。

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