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谷垣幹事長 記者会見 (木原稔青年局長ほか三名処分について)

平成27年6月27日(水)18:15~18:30
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

本日付で木原稔青年局長を党則それから党規律規約に基づきまして一年間の役職停止処分といたしました。また、大西英男、長尾敬、井上貴博の三名の衆議院議員を厳重注意ということにいたしました。理由は、「文化芸術懇話会」、これは木原青年局長が代表を務めておられますが、その懇談会で報道および言論の自由を軽視するような発言がなされたこと、また沖縄県民の皆さんの思いをどの政党よりも受け止めるべく努力をしてきたわが党において、その努力を無にするかのごとき発言がなされたこと、これはわが党に対する国民の信頼を大きく損ねるものであって看過できないと判断したことによるものであります。
以上です。

質疑応答

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NHKの瀧川です。今回の処分で、木原青年局長はじめ対象者にはもうすでに伝えられたのかという点と、木原局長からはどのようなお話があったのかという点をお聞きしたいと思います。


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棚橋幹事長代理を通じまして、口頭ですでに伝達をしてあります。ただ、役職停止処分は文書を作っておりますので、それは改めて届けるという手続きになると思います。それぞれ「処分があれば従う」という返事をいただいております。


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NHKの瀧川です。今回処分に踏み切った理由について、やはり幹事長としては平和安全法制について党として審議を進めていますが、これへの影響というのも考慮したのか、そのあたり、法案との関係についていかがですか。


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法案との関係というよりも、非常に今全体としてデリケートな議論をしているときというのは背景に確かにございます。しかし、例えば報道の自由、報道陣と我々政治家は常に一種の緊張関係にある。皆さんもそういうご認識をお持ちだろうと思います。ですから私どもがそれぞれの報道の内容に関して、全部いつも納得しているわけではなくて、そこに我々が批判をするということは当然あってしかるべきだと思います。そういう緊張関係に皆さんのような報道、ジャーナリストと我々はあると思いますが、しかしそのスポンサーをどうするとかあるいは広告収入を断ち切ろうみたいな発想は、やはりこれは皆さんの議論に対する我々の批判、あるいは我々の議論に対する皆さんの批判というのとは少し無縁のものだろうと思います。皆さんにしてみれば、ジャーナリズムの存立の基本というご認識だろうと恐らく思います。少なくともそれぞれのスポンサーがそれぞれのご判断でなさるのは当然それぞれの自由でございますが、権力の座にある我々がそういうようなことを申すのは自由民主党の報道の自由、言論の自由に対する基本的な精神を誤解されるものであると私どもは思っております。これは看過することができない。
それから沖縄に関しましても、平和安全法制にしましても、これは等しく多くの国民にご理解をいただかなければならないのは当然のことでありますが、我々としますとやはり沖縄の方々に特に理解を、いろいろ基地負担等々していただいている沖縄に、特に理解を求めていかなければならないという気持ちがございます。それは、どこが一番で他は理解しなくていいというわけではありませんよ。しかし、沖縄の方々には特に理解をしていただくように我々は努力をしなければいけないと思っております。それから私どもの党には長い間やはり、沖縄との関係を大事にして、沖縄の方々の理解を深めるような努力を真剣に取り組んできた先輩たちがたくさんいらっしゃるわけで、そういう今までの努力、あるいは現在の沖縄との関係というようなものに対して、極めて遺憾な発言があったと思いますね。無神経な発言があったと思います。これも看過できないところであります。


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東京新聞の宮尾です。大西、井上、長尾の三名の衆議院議員のご発言の内容について、党本部で確認している限りでご紹介いただけますか。


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それは皆さんで確認してください。私は直接彼らと話しているわけではありませんが、棚橋幹事長代理が直接、これは電話ですが、皆さんそれぞれ今、選挙区におられますから、電話でそれぞれ確認をして、処分に従うというお返事をいただいているということだけ申し上げたいと思います。


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日本経済新聞の酒井です。事実関係として、木原青年局長の方には辞職願を出すようにということも幹部の方から出たとも聞いているのですが、そういうようなものはあったのでしょうか。


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こういう議論は結論が大事でありまして、過程ではいろいろな議論があります。過程のいろいろな議論をご紹介する必要はないと、私は思っております。


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日本経済新聞の酒井です。今回の問題発言は25日(木)にあったわけで、なぜ27日(土)に処分が下されたのか、この2日間、25日(木)の時点では党本部としてはそこまで深い問題だと認識していなかったということなのか、そのあたり、なぜ本日になったのか伺います。


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これは、私自身もどういう議論がなされどういう発言があったのかということを知ったのは、オンタイムで知ったわけではありません。しばらく経って知ったわけです。私はすぐ物事に対応するのが苦手な方でして、少し物事を考えなければ行動に移れない人間ですので、そういう私の性格も関係しているのかもしれません。


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時事通信の大沼です。木原青年局長の一年間の役職停止処分というのは、一年後にはまた役職に就けるということなのでしょうか。


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一年間役職停止ということであって、そこから先はまだ先の話です。


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時事通信の大沼です。解任というか職を解くことにしなかった理由というのは何でしょうか。


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役職停止ですから、読んで字のごとしです。


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日本テレビの加藤です。木原青年局長が役職停止処分で、一方で発言があったとされる三名の方は厳重注意ということですが、この処分の違いについてはどのようなご判断だったのでしょうか。


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それはそれぞれ皆さまがどういう見方をされるかによると思います。厳重注意と役職停止、それぞれ違いがあります。どう違いがあるかということをもう少し申し上げれば、私は政治家にとってどういう会合をいかなる人でやるかというのは極めて大事です。それこそ政治センスが問われる問題だと思います。我々は選挙をやるときであれ何をやるときであれ、どういう会合をいつの時点でセットをしてどなたにお声をかけるのかというのは非常に神経を払うのが政治というものだろうと思います。木原青年局長はご自身がこれに関してどうこう発言されたわけではない。しかしやはりそういう一つの組織の長としてこういう会をこの時点でやる、その結果こういう事態が起きたということを我々は看過することができないなと思っているわけです。


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毎日新聞の影山です。文化芸術懇話会について、今回は一回目でこういう問題が起きてしまったということですが、引き続き懇話会を継続することに関してどういうお考えをお持ちでしょうか。幹事長のお考えとしては自粛すべきだというお考えなのでしょうか。


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基本的に自民党はそれぞれ勉強会を作ったり研究会を作ったりして議論するのはそれぞれ自由であると思っています。基本的に自由である。ただ、先ほど申し上げたように、どういう会合をいかなるメンバーでやるかというのは、政治家にとっては極めて大事な判断です。やはり結果に対しても責任を持たなければいけないものだろうと私は思います。ですから、この会を今後どう運用されるかということは、やはりメンバーの方々がお考えになるべきことであると思います。ただ、私ども執行部としては当然、どういう状況でどういう会合が開かれるかというのはそれぞれ真剣に考えていただきたいと思っております。


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TBSの加納です。三名の厳重注意になった方々には、以前にも失言で注意を受けた方も含まれていると思いますが、こういった失言というところでの、その人の個人の考え方が会合で示されたと思いますが、こういったことの背景が、どういうところを直せば今後、変わってくるとお考えでしょうか。そういう考え方というのが背景にあるからこういう発言が出てくるのではないかという意見もありますが、いかがですか。


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要するに政治家というのは、与党政治家というのは何をしなければいけないかということです。それぞれ皆思っていることはいろいろあるし、「こういうことを自由に言ってみたい」、どなただってお持ちだと思います。私だっていろいろな影響を考えなければ言いたいことはたくさんあるけれども、しかし全体が収まらないような状況では困るわけです。与党政治家は、自分の思ったこと、言いたいことを言い募ればいいという、そういう責任の浅いものではありません。与党政治家が必要なものは、とにかく物事が進み世の中がそれなりに収まる、そういう状況を作ることが与党政治家だと思います。そういう自覚に立っていただきたいということです。


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朝日新聞の笹川です。そういう自覚というものが、今の自民党のなかで、少し気の緩みというか驕りのようなものがあったことがこういう問題の背景にあるのではないでしょうか。


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気の緩み、驕りというよりは、やはり政治に真剣に向き合うと今のようなことが当然出てくると思います。それぞれの方がそういう思いが全然ないとは思いません。しかし時として、自分の言いたいことを言いたくなることがあるのです。そういうことですね。


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読売新聞の天野です。今回こういうことが起こったことに関して、党を預かる幹事長として責任というかお感じになる部分を教えていただけますか。


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私は、さらにやはり私自身も気を引き締め、国民の負託に応えられるように、先ほど申し上げたように、与党政治家というのはとにかく物事が収まり、そしてやろうとしていることが一歩一歩実現するという姿を作らなければなりませんから、私自身も己に鞭打って、率先垂範というと私にどこまでできるのか分かりません。少しでも率先垂範ということができればと思っております。


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テレビ朝日の千々岩です。今回の処分について、幹事長のご判断ということなのでしょうか。それとも総裁のご判断ということなのでしょうか。


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党のことですから基本的に私がきちんと考えるということです。


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テレビ朝日の千々岩です。安倍総裁にはどういう形で報告をされるのでしょうか。


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もちろんご相談はいたしました。


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テレビ朝日の千々岩です。昨日来ということですか。


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本日ですね。


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日本経済新聞の酒井です。後任の青年局長というのは置くのでしょうか。


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まだそこまで頭がいっていません。


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日本経済新聞の酒井です。すぐに誰か次の方をということではないということですね。


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まだそこまで頭がいっていません。


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毎日新聞の影山です。本日未明に放送されたテレビ朝日の「朝まで生テレビ」に、自民党・公明党の若手議員が出席する予定だったのを取りやめるということがありました。これは文化芸術懇話会での発言が影響しているかと思いますが、出演取りやめについては党として出席する予定だった議員に言ったのか、それとも議員の自主的な判断だったのか、どういう経緯だったのかについて伺います。


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経緯はよく分かりません。しかし、やはりこういうときはそれぞれ慎重に対応していただきたいと思っています。


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共同通信の比嘉です。例えばテレビやマスコミの取材に対して「慎重に発言」というのは分かるのですが、平和安全法制をしっかり説明していかないと国民の理解が広がらないという状況があると思います。そうしますと、テレビに出ないようになど、あるいは自粛のムードが広がるのでまずいのではないかと思うのですが、いかがですか。


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基本的にテレビに出るときは十分勉強していただかなければいけません。過不足のない説明をしていただかなければなりません。そしてうっかり失言をしたというようなことはなかんずくあってはならないことです。そういう強い自覚の下に出ていただきたいと思っておりますし、私どもはそういうことに対して注意を払っていかないと、要するにうっかりしたミスというものが致命的になる場合があるものですから、そこはしっかりうっかりしたミスがないように緊張感を持って取り組みたいと思っています。


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共同通信の比嘉です。そうしますと、基本的に党でテレビ出演をコントロールするようなことはしないということですか。


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それはやはり日ごろの言動から見て少しよくよく注意をしてもらわなければならない方というのがいないわけではありません。そういう方に対しては丁寧に注意をするということは必要だろうと思っています。


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朝日新聞の笹川です。文化芸術懇話会について、党の方だけではなくて政府の方からも、加藤官房副長官や政務官の方が出席されていました。これは党とは少し違うかもしれませんが、政府にも何か対応は求められるお考えはありますか。


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私は、今回は責任のある木原青年局長の処分をさせていただいたということで、個々の人が参加してどういう発言をされたか、その発言がやはりおかしなものであるならばしかるべきことをしなければいけませんが、そういう方々がそのような発言をされたとは聞いておりません。


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