記事

立憲主義への違反とマスコミ批判は同根なのか?

リンク先を見る

 安倍内閣は自民党推薦の学者までもが、「憲法に違反する」という安保法制を実現させようとしています。

 これまで、自民党政権下でも、憲法の下では集団的自衛権は使えないという政府の解釈が、長い間守られてきました。

 憲法は、権力者をしばるためのものです。国民の権利を守るためにあります。

 憲法99条では、
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。」
と書いてあり、国民には憲法を守る義務はありません。守られるのは国民なのです。

 ですから、国民投票で国民の過半数が「YES」と言って初めて憲法が改正できるのです。

 そのしばりを、権力者である内閣総理大臣が自分でゆるめることはできません。それが「立憲主義」ということです。

 国際的な安全保障情勢の変化により集団的自衛権の行使が必要だと、安倍総理が考えるなら、正々堂々と憲法9条改正を提案すべきでした。

 さすがに解釈の変更には後ろめたさがあって、「限定的」な変更を提案した結果、説明が細かくなり、過去との整合性もなく、さっぱり意味がわかりません。

 しかも、おひざ元の自民党では、安倍総理応援団の勉強会で「マスコミをこらしめるためには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働きかけてほしい。」と国会議員が言い出す始末。

 勉強会講師の百田尚樹氏は「沖縄の二つの新聞社はつぶさなあかん。」などと、冗談でも言ってはいけない、マスコミ批判をしています。しかし、自民党の国会議員からは、それをたしなめる声は出なかったとのこと。

 私は、安全保障政策にはいろんな議論があって良いと思います。憲法改正も含めて、国会で大いに議論すべきです。

 しかし、権力者が勝手に憲法のしばりをゆるめたり、マスコミを弾圧し、報道の自由を踏みにじるような、戦争前の「いつか来た道」に流されることには命をかけて戦います。

あわせて読みたい

「報道の自由」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    五輪中止は決定済み? 記事に驚き

    天木直人

  2. 2

    PCR至上主義は幻想 韓国で露呈

    中村ゆきつぐ

  3. 3

    朝日の言論サイト「論座」で誤報

    やまもといちろう

  4. 4

    テラハ 作り上げたリアルの実態

    浮田哲

  5. 5

    河井夫妻支えた安倍首相の思惑は

    猪野 亨

  6. 6

    官邸主導で露呈 日本の技術敗戦

    新潮社フォーサイト

  7. 7

    フジは迷走? コロナ禍のTV企画

    メディアゴン

  8. 8

    首相がアビガン承認を急いだ背景

    川田龍平

  9. 9

    日産だけでない自動車会社の問題

    ヒロ

  10. 10

    Rキャンベル コロナは時間の災害

    村上 隆則

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。