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参院選挙制度改革・公選法改正など協議 政治改革・国会改革推進本部役員会

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 民主党は25日午後、政治改革・国会改革推進本部(本部長・枝野幸男幹事長)の役員会を国会内で開き、(1)参院選挙制度改革(2)公職選挙法の各種制限の見直し課題(2)倫選特(衆議院政治倫理の確立および公職選挙法改正に関する特別委員会)の対応――等に関する報告を受け、協議した。

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枝野幸男本部長

 冒頭のあいさつで枝野本部長は公職選挙法の各種制限規定の見直しについて、「統一自治体議員選挙の実際の活動を経て、公職選挙法で定められた制限をもう少し外さないと有権者の皆さんに候補者の主張や活動を伝えることができないという声が強い」と説明。

 参院選挙制度改革については、「郡司彰会長や羽田雄一郎幹事長にも頑張っていただいているが、この問題がここまで混乱しているのは第1会派の自民党が党内すらまとめられないまま混迷の度を深めさせているのが唯一最大の原因だ」と自民党の対応を批判。「安保関連法案の議論では砂川事件の最高裁判決をゆがめて引用する自民党が、『1票の格差』2倍以上は違憲だとする直近の判決を無視し、時間切れにでも追いこもうとするかのような姿勢は完全に矛盾していると言わざるを得ない」と皮肉まじりに断じた。「18歳以上に選挙権年齢の引き下げが決まって、18歳、19歳の皆さんが初めて投票する選挙が違憲無効だなどということにならないように、民主党も案を持ちながらも柔軟な姿勢で最高裁の要求に応え、2倍以内でまとめて行こうということで他党としっかりと連携している。あらためて現状を確認したうえで参院執行部の活動をバックアップしていく」と語った。

 羽田参院幹事長から参院選挙制度改革に関する各党の対応等に関して報告があり、(1)一日も早い参院選挙制度改革の実施を強く各党に求める(2)参院執行部が進める方向を了として対応は参院執行部に一任する――等を確認した。また、1票の格差を2倍以内に収める形で選挙制度改革を行うべきということを確認した。

 公職選挙法の改正課題に関しては、(1)投票時間の拡大(2)障害者への情報提供(3)投票場所の拡大(4)洋上投票要件の緩和――の4項目について検討していくことを了承した。

 投票時間の拡大は、8時~20時までといった一定のしばりは設定したうえで、前倒し・後ろ倒しを自治体の判断で行うことを可能とする改正を行い、通勤時間前・後の投票等が可能となるなど、弾力的な対応を実現しようとするもの。

 障害者への情報提供の面での改正は、13年度の公選法改正で屋内での映写が認められたことに伴って要約筆記が可能となったが、要約筆記者は無報酬である現状を手話通訳者同様に報酬を受けられるように改めるもの。また、政見放送では衆院比例代表選挙、参院選挙区選挙、都道府県知事選挙では手話通訳や字幕が付されていない現状を改め、衆院選挙区選挙同様に手話通訳や字幕を付すことを義務付ける。

 投票場所の拡大に関しては、現在設置されている投票所のほか、駅前や商業施設、繁華街など、利便性の高いところを中心により多くの場所で投票できるように投票場所を拡大するもので、期日前投票も同様とする。

 洋上投票については現行法では3人以上の船員がいないと投票できないとの定めがあるが、求めに応じた投票を可能にする法改正を検討する。

 また、自治体議員選挙に関しては、候補者の選挙運動用ビラの解禁を目指すことを了承した。現行では地方自治体の選挙で選挙運動用ビラが認められるのは首長選挙の候補者に限られている

 役員会終了後に福山哲郎事務総長が記者団に説明した。

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