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議員視察にLGBT政策を盛り込むことを求めよう!

性的少数者(LGBT)支援に向け、兵庫県内初の基本方針策定を目指す宝塚市の市議会定例会一般質問で、自民党議員団の大河内茂太議員が「(支援条例が制定され)宝塚がHIV感染の中心になったらどうするのか」と発言。北野さとこ議員から「不適切」と取り消しを求め、議事が一時中断した。

大河内議員は元民主党で、その後自民党へ移った。

民主党時代にはともに力を合わせて衆議院選挙を闘ったこともあるが、この業界には珍しく極めて温厚で勉強家であるとの印象を持っている。

が。今回の発言に関してはたとえ「差別する意図がない」としても、不見識としか言いようがない。ましてや議員として議会で発言しているという状況は、どんな言い訳も通用しない。

さて、今回のニュースをワタクシは海外で聞いている。

2年前、米国国務省のIVLP研修で3週間、人権、特にLGBT政策を中心にした視察を行った。

以来の、海外であるのだが、ヨーロッパでも北米でも、この2年あまりの間でもLGBTに関しての環境が大きく変化していることを実感する。

ロンドンから電車で2時間あまりのヨークで古い建物の壁に紫の「Q」が見えた時、カナダ・ビクトリアのフィッシャーマンズワーフのクジラツアーにはためくカナダ国旗がレインボーに縁取られているのを見た時、ぐっと来て涙が出そうになった。

どんな小さな村でも、観光客が集まる場所でも
誰もが自分のセクシュアリティに正直に生きる事が出来る社会の扉が開かれて来ているのだ。

それはLGBTQに留まらず、全ての偏見に晒され、機会を奪われて来た人々の未来を作ることにもつながる。

それは全ての人々の「生きる基盤」を強くすることでもあるという自覚となによりその先に「良き世界」があるのだという実感がそこに見える。

意図するしないにかかわらず、その偏見や差別によって「誰かを踏み台にする」ことでこそ今の社会秩序が維持出来るはずと思って来た人々は、そこにある「良き世界」に気づかず、またイメージもできないのだろうと思う。

その現実を見ることすらを拒絶したまま、マイナスの思いに憑かれ、取り残され、閉じこもってしまうであろうことも容易に想像出来る。

私たちはそれをも避けなければならないと思う。

特に普段最も生活の場に近い自治体には、十分な知識と見識がある議員が必要だ。

私は地方議員の「視察」に人権研修、特にLGBT関連を取り入れることを提案したい。

観光旅行の域を出ない「視察」が多いことは指摘の通りである。だからこそ、特に海外視察において人権関連の視察を行うことを市民が求めて行ってもいいのではないかと思う。

それは市民の福利厚生、益に直結するから。

たぶん、大河内議員も、また彼に賛同する議員や市民の方々もなぜこの発言が問題視されたのかがわからないのではないだろうか。

だからこそ、是非、学び、理解してほしいと思う。

いずれにせよ、問題発言があったら、その都度その議員をバッシングしているだけではことは解決しない。
(これを機に議員の質を上げような行動を有権者が求めて行かなければならない。 本来はそうした人が選ばれてはならないのだが、選挙とはそういうものなのだ。 ならば、当選後でも質の向上を求めるべきだと思う)

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