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マクドナルドさん、しれっと最新CSR報告書を出しているのが興味深い件

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マクドナルドのCSR報告書

皆大好き日本マクドナルドさんが、そっとCSR報告書・2015年版を出していました。というわけで、急遽、毎年恒例のマクドナルドCSR探検記です。

ニュースリリースでもCSR報告書最新版が出たことが書かれていない(去年も一昨年もですけど)ので、つい最近まで気付きませんでした。「報告対象期間:2014年1月1日〜2014年12月31日」となっているので、去年の予告通りであれば、今年の3月に発行されたと思われます。

去年10月に『マクドナルドのナゲット問題をナゲット食べながら考えてみた』という記事を書きました。飲食業経験者として、王者・マクドナルドの動向は毎年注目しております。

で、今回も、東京・港区の某駅前マクドナルドで食事しながら執筆中です。マックでMac使って書いてます。この店舗はあまりお客さんいませんでした。2店舗まわったのですが、もう一店舗(大型店)はボチボチいました。

ちなみに、マクドナルドを叩きたくて情報をまとめるわけではありません。不祥事や業績不振が続いた企業がすべきCSRとは何かを再考するヒント(ケーススタディ)とするためです。ちゃんと両面提示(良い部分も悪い部分も書くこと)します。

マクドナルドのCSR評価

マクドナルドのCSR評価ってどうなんでしょうか。

「東洋経済CSRランキング2015」によれば、総合ランキング294位。2014年の306位からアップしています。環境の項目以外はまずまずの点数となっています。

ちなみに、ライバル(?)のモスフードサービスは「2014年・197位」、「2015年・270位」です。去年・今年ともにモスの勝ちです。モスは人材活用のポイント伸び悩んでいてこの順位です。

東洋経済CSRランキングは、財務評価も含めて、多面的なCSR活動による総合力が問われるものです。社会貢献活動だけではなく、社内の組織環境の整備が両社とも必要なのかもしれませんね。

報告書やウェブサイトのCSR情報では、モスは結構ボリュームがあります。第三者意見も受けており、信頼度も高いです。マクドナルドも来年に第三者意見を受けるとしたら、どういう人が担当するのか非常に気になります。正直、アドバイスする人は仕事受けにくいでしょうね…。

まぁ、ランキングはあくまで評価機関の評価なので、お客様の評価が高ければ問題ないんですけどね(棒読み)。

参考記事:CSR企業評価の決定版「東洋経済CSR企業ランキング」

マクドナルドのCSR報告

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中国の元鶏肉サプライヤーに関する2014年の報道や、異物混入に関する2015年年明けからの報道により、お客様にご不安とご心配をお掛けしました。お客様には当社が食品品質管理のシステムを強化し、情報の透明性を高めたこと、 ならびに、異物混入のリスクを防止するための包括的なアク ションプランを実施したことをご報告いたします。当社は引き続き、食品の安全と品質に対するお客様の信頼回復のために全社をあげて全力で取り組んでまいります。
(CSRレポート2014、トップメッセージより引用)

不祥事自体は決して喜ばしいことではありませんが、自分たちのミスを認め、トップメッセージとして発信する姿勢は素晴らしいと思います。30ページのCSRレポートは、上場企業にしては物足りない気がしますが、外食産業の中では良いほうでしょう。

「鶏肉問題」と「異物混入問題」については、それぞれ1ページずつ詳しく説明がされています。内容も素晴らしいのですが、本当は、問題が起きる前にリスクマネジメントがしっかりしていれば、少なからず防げたはず。記者会見等の不手際・後手後手の対応を含めて、食に関る企業のCSRをしっかり進めていただきたいです。

先日、味の素のCSR担当の方の話を聞きましたが、食に関るビジネスをしているということで、相当な労力をかけてCSR(リスクマネジメント)してました。問題は起きる前に対応すると。そういう姿勢がマクドナルドにも必要かなと思います。

参考記事:あの企業もギリギリ!? コンプライアンス違反最新事例と、まとめ記事紹介

米マクドナルドの先進事例

従来、マクドナルドはサステナビリティの分野で後塵を拝すると否定的な声が集まっていたが、今回はそれを払拭すべく大きく舵を切った。世界中の店舗に影響を与えるフレームワークのため、その影響度は非常に大きく、日本市場も大きなターゲットのひとつ。メニュー、店舗機材、店舗用品などにも変化をもたらす内容となっており、今後のマクドナルドの展開には目が離せなくなりそうだ。
【アメリカ】マクドナルドが発表した先進的なサステナビリティ方針とは?

アメリカのマクドナルドはかなりアグレッシブな目標で動いているみたいです。組織のパワーバランスがどうなのかわかりませんが、日本のマクドナルドもぜひ、社会的インパクトを定量化し、サスティナブルな社会の一員になっていただきたいです。

っていうか、なんで日本ではしないのかな?報告書に掲載がないだけで、会社的には動いているのかな?

マクドナルドの社会貢献活動

食育の時間

「食育の時間」10周年記念 子供の「食」を”考える力”と”選択する力”を育む 新コンテンツが追加

この「食育の時間」というのは2005年から継続して行っている活動です。社会貢献活動を10年継続するって、結構すごいことです。

ファーストフード(ジャンクフード)が食育を語るなよ!みたいな批判もチラホラ見聞きしますが、報告書を見る限り、小中学生の役に立っている教材のようなので(!)、今後の活動に期待しましょう。

ドナルド・マクドナルド・ハウス

ドナルド・マクドナルド・ハウス40周年 チャリティ促進運動

「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、は病気と闘う子供とその家族のための滞在施設で、2001年に東京・世田谷でスタート。現在は全国で9カ所あるようです。入院する病院に通うのではなく、一緒に住む。この取組みは非常に意義深い、素晴らしい取組みです。

でもこの取組みは、消費者の人たちはほとんど知らないんだろうなぁ。このプログラムはもっと前面に出してもいいと思います。

まとめ

2001年のジャスダック上場以降、社会貢献活動を積極的に行っている日本マクドナルド。

社会貢献活動には積極的なので継続していただくとして、少なくとも数年、今まで以上に消費者の安全・安心というサプライチェーンマネジメントの監査ハードルが上がるので、ここらへんを注力していただきたいです。ポーズだけではなく、正面から消費者課題に取り組むのを期待しています。

お客様をはじめとし、ステークホルダーであるフランチャイジー、従業員、サプライヤー、そして地域社会に対して最適な行動を取ることです。日本のトップ企業として、誠実に行動し、社会の要請を理解し、それに応える責任が私たちにあると考えています。
(CSRレポート2014、トップメッセージより引用)

ぜひ、最適な行動をしてください。来年のCSR報告書、楽しみに待っております。

関連記事:マクドナルドのナゲット問題をナゲット食べながら考えてみた

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