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なぜ小沢一郎さんを招いての勉強会かーー「政局部」報道の歪曲について

 8月8日(月)読売と日経が書いたが、私たち参議院選挙10年当選組有志(13人のうち10人)は10日に小沢一郎元代表を招いて参議院議員会館で勉強会を行う。案内は5日に全民主党議員に配布した。

 報道が
「菅首相退陣後の党代表選をにらみ、中間派議員との連携を強める狙いがあるとみられている」(読売)、「菅直人首相(党代表)の後継を決める代表選を見据え、党内基盤を固める狙いがある」(日経)
と論評するが、大筋で間違い。主催者にそんな意図などないだけでなく、立場にもない。ましてや「小沢系」と書くのは、意図的というよりもステレオタイプ(行動や考え方が、固定的・画一的であり、新鮮味のないこと。紋切り型)のレッテル貼りである。

 私が1年ほどの国会生活で確信したのは「小沢グループ」に属している議員でも、あるいは「菅グループ」などに属している議員でも、小沢一郎という政治家からまとまった考えを聞いている者は少ないことだ。私たちも同じである。あれこれ言われる小沢一郎元代表だが、日本について何を考えているかを聞こうじゃないか。そういう趣旨で2か月ほど前から構想したのが今回の勉強会だ。提案者は安井美紗子さん(愛知選出)。実務は小見山幸治さん(岐阜選出)。原発やTPPなど個別政策テーマや「政治部」ならぬ「政局部」(丸山眞男)が報じる狭い永田町話ではなく、日本にとってあるいは政治家にとって必要な大きな政治哲学を小沢さんから聞く。

 少なくとも私が賛同した理由はそこにある。13人すべてに声をかけた。支援組合との関係から呼びかけ人に名前を出すことを断った議員もいる。「しがらみ」である。呼びかけ人には昨年の代表選で小沢さんに投票した者も、菅さんに投票したものもいる。そもそもの趣旨からいって当然のことだ。「小沢グループ」が小沢一郎さんを招いて勉強会を開くならば、こうした方法は取らないだろう。「グループ」外に開かれているとは思えないからだ。「グループ」の「グループ」たる所以である。これは「菅グループ」や前原誠司さんを推す「凌雲会」でも同じこと。

 もちろん政治の世界ゆえに政局とのからみであれこれ論評されることは仕方がない。ただ、最初の構想時から関わっているものとして、あくまでも「大局観」を聞く会であることだけは強調しておく。

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