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小沢一郎「世界と日本を語る」(1)

2月14日(月)千駄ケ谷の日本青年館で行われた「小沢一郎政治塾」に顔を出した。講演は約50分ほど。メモのなかからとくに印象に残った部分を紹介する。

小沢さんは「日本が自立した日本人の集合体に変わらなければならない」というところから話をはじめた。以下メモ的に要約する(文責は有田)。

〈自立した日本と日本人がグローバル化した地球で何をすべきか。『日本改造計画』の続きを書いており、ほぼ書き上げたが、政権交代などもあったので、筆を入れ直している〉。

そのあと21世紀をどういう世界にしなければならないかというテーマに進んだ。〈冷戦が終わったとき、世界は平和になるとマスコミも政治家も思った。現実には「当面の敵」はなくなったものの、世界はコントロールできなくなり、自国の利益を主張するようになった。その結果、政治や経済にいろいろな問題が生じ、後進国では紛争が表面化して冷戦以上になった〉。

では日本と人類が平和で豊かに暮らしていくにはどうすればいいのか。〈それにはあるべき国家像、人類のありようを共有しなければならない。「共生」という言葉には二つの意味がある。まずは諸国民、民族の共生で、平和の問題。さらに自然との共生で環境問題だ。これは人類史的テーマであり、21世紀に理想を共有し、解決しなければならない〉。

小沢さんはさらに歴史のなかの日本について話を進めた。〈世界中で日本は歴史的に豊かで平和な国家だった。大陸と違い島国の日本は国と呼ばれているなかでもいい地域だった。弥生時代に大陸や半島から200〜300万人が渡来人として移住したともいわれている。権力闘争はあったが、国民を巻き込んでの大きな戦争はあまり記録されていない。アメリカや中国と比べても。国家の形成からして発想が違う。徳川の260年はいまの日本人の性格を作り上げたのではないか。日本史のなかでも聖徳太子の「17条憲法」は象徴的で絶対にひとりでものごとを決めてはならないと述べている。「和を以て貴しとなす」も日本人社会の考え方の柱となってきた〉。

ここから現代政治にも触れ「55年体制」の意味を語った。(続く)

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