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「漫画表現規制条例」の危険  ある最高検幹部の高笑い

12月15日(水)
都議会本会議で東京都青少年健全育成条例改正案が可決される。反対の陳情書が漫画家もふくめて怒濤のように送られてくる。ケータイに転送されるから、充電がなくなるほどの量である。健全育成のためのルール作りは必要だが、規制するのは最小限でなければならず、しかも恣意的運用が為されない最大限の保障が必要である。ところが改正案はそうなっていない。現行条例と業界の自主的規制で、この10年でも「不健全図書指定」は大きく減っている。恣意的運用についていえば「みだらな性行為」とは何かが明確にはされていない。「慎重な運用を求める」との付帯決議も賛成議員によれば「意味のないこと」というのが本音である。しかも霊感商法などの反社会的行為を行っている統一教会が「純潔運動」などと称して、「有害情報から子供を守りましょう」などとPTAに浸透、条例改正に動いている事実も見逃すわけにはいかない。12月18日には秋葉原で、19日には吉祥寺でデモを行う予定だ。こうした統一教会「偽装団体」による運動は全国で展開されている。東京で条例改正が可決されれば、いずれ全国に広がっていくことだろう。「善魔」が通りて自由が束縛されていく。この危険に抗しなければならない。

 昨日は参議院法務委員会のメンバーとして東京地検、最高検、検察審査会の視察を行った。東京地検では検事室や取調室も見せていただいた。録音・録画機器が設置された取調室では、被疑者からは装置が見えないので、威圧感などはまったく感じられないことがわかった。証拠品庫では押収された拳銃や覚せい剤1キログラムの袋もあった。足利事件を念頭に質問。DNA鑑定を行う証拠品のための部屋は本年度から設置されたという。概要説明は大鶴基成次席検事など。最高裁の説明が終わって退出するとき、伊藤鉄男次長検事にご挨拶。「足利事件のことをよろしく」と伝えれば「ハッ、ハッ、ハッ」と笑うのみ。真犯人の逮捕に関心を持っていた伊藤さんが、なぜかあるときから不熱心になった。ある問題を深めていけば重大な疑惑が浮上する。伊藤さんの心変わりは検察を守るためだと推測している。検察審査会では東京第5検察審査会「小沢ケース」での疑問を聞いたが、まったく要領をえない回答。会議録はあっても議事録はないようだ。つまり議論の経過が記録されていない。審査補助員である弁護士の誘導がなされても、外部からはいっさい見えない。いずれまた法務委員会で追及する。

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