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真の原理主義とは何かーー岡田克也幹事長への勧め

12月13日(月)
岡田克也幹事長が小沢一郎元幹事長の国会招致を役員会決定で強行しようとしている。岡田さんがあくまでも原理主義であるならば、この演説に立ち戻るべきだ。

「今日のこの民主党政権誕生まで、この党を率いていただいた歴代代表、幹事長、特に鳩山(由紀夫)代表、小沢(一郎)幹事長の指導力があったからこそ 私たちが今、政権の場にいる。このことを皆さんとともに心から感謝を申し上げたいと思います。どうも、ありがとうございました」

「今の難しい政治、そして目の前に迫っている参院選挙に一致結束して戦い抜く、そのノーサイド(注、試合が終われば敵も味方もなしの意味)の宣言をしたいと思いますが、いかがでしょうか」(6月4日。代表選で勝利し、首相となることが決まったときの菅直人演説)。

「小沢(一郎前幹事長)さんには長い間、先輩として教えをいただいた。選挙が終わったので、約束したようにノーサイドだ。民主党全員が力をフルに発揮できる挙党態勢で頑張りぬく」(9月14日の再選後のコメント)。

まさに正論。日本の苦難を全議員で打開していくべきときに、党内闘争を最優先することは間違っている。世間の現場を歩いての原理主義でなければ現実は歪んで見える。
たとえば神保町。小学館や集英社など大手出版社があるとともに、中小の出版社、印刷会社、製本会社の街でもある。その多くがボーナスも出ないで頑張っている。

居酒屋もまた同じ。1日に6人客が来ればいいほどと嘆く店主もいる。そんな異常事態が全国に蔓延している。自民党政権から民主党政権へと期待を込めた民意は、現状の克服にある。成長戦略など、為すべき課題を為さずして、党内闘争を激化させる道を選ぶならば、いまの執行部は自滅へ邁進するばかりだ。
小沢一郎さんは茂木健一郎さんとの対談で、いま総選挙をすれば民主党の議席は激減する(具体的数字をあげたが、それは「週刊朝日」27日発売号に出るはずだ)と断言した。

自民党も民主党もダメとなれば、政治への絶望感が蔓延し、日本の議会制民主主義は壊滅的打撃を被る。この国の行方を本当に憂えているならば、いまは民主党政権をもういちど確固としたものにするしかない。

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